五月人形が捨てられません | 北林ちかこのブログ

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並木道を優しい風が通り抜けるように、自然体で生きたい

おはようございます。

 

沖縄は梅雨明けなんですね。

 

北陸は、2日ほど前に

梅雨入りしたばかりなのに。

 

日本って、細長い国なんだなぁ…。

 

 

先日、まるこさんから、質問をいただきました。

 

『断捨離しているとひとつだけ

うーんと悩むものがあります。

 

母に買って貰った五月人形というか兜です。

 

押入れ上の段半分をとっています。

 

子供も二十歳を過ぎていて

もう何年も出していません。

 

どうしたものかといつも迷い

見なかったことにしてしまいます。

 

処分するにもどこに持って行ったら納得いくのか

何か方法があれば教えていただけないでしょうか。』

 

あ~~~、分かるなぁ、

そのシチュエーション。

 

貴重な押し入れのスペースを

どど~~んと占拠する、

1年に1回しか使わないひな人形や五月人形。

 

あれ、本当にでっかいんですよねまったり

 

台座付きであれば、

その台座の箱が、また輪をかけてでかい…。

 

 

子どもが小さいうちは、

頑張って飾っていたけれど、

だんだんにそれも億劫になって、

何年も出してない…なんて話はよく聞きます。

 

ですが、邪魔だな…と思い始めても、

ホイホイとは捨てられません。

 

理由はいくつか考えられます。

 

① 捨てたら呪われそう

 

人形でもぬいぐるみでも、

目があるモノを捨てられない人は

けっこう多いです。

魂が宿る…なんて言いますものね。

 

捨てたらバチが当たるかも。

 

なにかよくないことが起こりそう。

 

バチとかよくないことに

科学的根拠はありません。

 

でも、祟られそうで怖い…。

 

 

② 親が買ってくれた

 

決して安い買い物ではありません。

 

ですが、孫の健やかな成長を願って、

親が買ってくれたモノ。

 

孫への贈り物ですが、

元をただせば、親の自分への愛情が形になったモノ。

 

愛の証を捨てるなんて、

親不孝もここに極まれり?

 

③ なにげに工芸品

 

人形作家〇〇が丹精込めて作りました。

 

…なんて言われると、

そんな文化的遺産を捨てるわけにはいかない…と思っちゃう。

 

博物館か美術館で引き取ってくれるなら、

もう、喜んで!…と寄付したいところだけれど、

そんなオファーもないし。

(匠の作った人形、意外といっぱいあります苦笑

 

④ 高かった

 

自分が買ったわけではありません。

 

でも、UFOキャッチャーでゲットする

ぬいぐるみとは格が違います。

 

バブルの頃のスーツと同じで、

高かった…という事実は、

すごく大きなハードルとして立ちはだかります。

 

 

…まあ、こんなところでしょうか。

 

 

さて、大雑把ですが、

捨てにくい理由は分かりました。

 

問題はここからです。

 

貴方は一体、この人形をどうしたいのでしょうか?

 

もし質問の趣旨が、

「捨てたほうがいいですか?」というものであれば、

私には分かりません。

 

何故なら、それはまるこさんの人形であって、

私の人形ではないからです。

 

人の私物ですから、私が判断することはできません。

 

トイレブラシは捨てたほうがいいですか?

 

3年着ていない服は、断捨離したほうがいいですか?

 

子どもの作品群は、処分したほうがいいですか?

 

…時々、聞かれますが、

ごめんなさい、お答えできません。

 

取捨選択の判断をできるのは、持ち主だけ。

 

どうしたいのか、

自分の心に問いかけられるのは、

本人だけなのです。

 

 

他人に判断を預けるのは、ラクです。

お墨付きをもらったようで、

失敗した時には、

「あの人が捨てていいと言ったから…」と

誰かのせいにすることができます。

 

でもダンシャリアンは、

自分で決断し、

決断の結果は、よきも悪きも己で引き受けます。

 

自分で考えることを放棄していては、

進化・成長できません。

 

自分で選んだり、決めたりするのは、

なかなか骨が折れること。

 

特に優柔不断な私には、

しんどいことでした。

 

ずっと他人に下駄を預けるような生き方をしてきましたが、

それでは生きている実感が乏しくて。

 

これが望んだ姿ではない…と気づいた時に、

自分の人生を取り戻そうと思いました。

 

断捨離は生き方のトレーニング。

 

取捨選択を繰り返し、

自分で考え、自分で決断し、

自分の足でしっかり歩いていくトレーニング。

 

モノで練習しながら、

さらに難しいコトや人間関係においても、

自分で決断できるようにするトレーニング。

 

だから、自分の心に問いかけてくださいね。

 

この五月人形を、私はいったいどうしたいのか…と。

 

そして答えが出たら、

それがどっちであっても尊重してください。

 

貴方の心の声、貴方の望みなのですから。

 

後ろめたく思う必要はありません。

 

 

もし質問の趣旨が、

捨てる方法についてであれば、

大きなモノなので、

まずは自治体に聞いてみてください。

 

やましたひでこ直伝の

人形の捨て方は、

まず日に当てて、しっかり干す。

 

そして、単独で袋に入れて、

炒り塩をひとつまみ。

 

お顔部分を布か柔らかい紙で

覆ってあげると気持ちが幾分、ラクかもしれません。

 

最後に、ありがとう、さようなら…と、

感謝を込めてご挨拶です。

 

人形供養のお寺にお願いするのもいいでしょう。

 

保育園や児童館で、

もらってもらえる場合もあります。

 

ご縁があれば、

求む、人形!の情報も流れ込んでくると思います。

 

 

まるこさん、参考になりましたでしょうか。

 

気づきを促すいい質問をしてくださって、

ありがとうございました。ラブラブ

 

 

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