ごきげんさまです。
金沢断捨離会の北林ちかこです。
下着の断捨離は、
予想以上に反響がありました。
見えない所だからこそ大切にする、
究極の自分軸ですね。
断捨離のビフォーとアフターで
衝撃的な違いが出たとしても、
誰にも分かりませんし、
称賛を浴びることも、褒められることもありません。
でも判断基準を他人の評価ではなく、
自分のごきげんに置いていれば、
「すごいね～、きれいね～」と言われなくても、
十分満ち足りて、ハッピーになれます。
まあ、ダンシャリアン同士、
成果をシェアして称え合うのも、
楽しいものですが…。
さて、断捨離マラソン10回目は、
インナーに続き、アウターに挑戦します。
衣類はハードルが高いカテゴリーです。
要・不要の判断をするのも、
捨てる決断を下すのも、
簡単ではありません。
きっと衣類には、
それを着ていた時の想いが張り付いていて、
捨てることに抵抗があるのでしょうね。
ですから、一度に全部、
パーフェクトにする必要はありません。
時間を置いて、何度も繰り返せばいいことですから、
無理をせず、今の自分が処分の許可を出せる範囲で
取り組んでみてください。
では始めましょう。
貴方の衣類が仕舞ってある場所、
クローゼット、タンス、収納ボックスを開けて、
ざっと眺めてみてください。
まず、その量の多さを認識します。
たいていの人は、
衣類を大量に所持しています。
それなのに、衣替えの度に、
「着る物がな～～～い！」と叫んでいませんか？
クローゼットには端から端まで、
ぎっしり服が詰まっているというのに、
今日、着る服がありません。
それは、「着る服」がないのではなく、
「着たい服」がないのです。
昨年までは、お気に入りで、
何度も袖を通した服なのに、
なぜか今年は、着たくない…、
そんな経験はありませんか？
それは貴方とその服の関係性が
変わったからです。
以前は仲良しだったけれど、
今は違うのです。
私たちは日々進化し、
状況も好みも変わります。
『今』の『私』が着たい服は、
『以前』の『私』が好きだった服と、
必ずしも同じではありません。
服にも旬があるのです。
具体的に見ていきましょう。
まずは、状態の悪いモノです。
破れやほつれ、ボタンの紛失、
袖口や襟の擦り切れ、
色褪せ、脇や首回りの変色、
目立つ所のシミ、
虫食い等をチェックします。
こういう状態のモノは、
もう服として終わっています。
かつてはお気に入りだったし、
とても高価だったけれど、
今は状態が悪すぎて、着る気になりません。
無理して着ても、なんとなく恥ずかしく、
居心地も悪いはずです。
次に、サイズが合わない服。
痩せたら着られるかも…と仰いますが、
それはいつですか？
その服を見る度に、
今、痩せていない自分が、
責められているような気になりませんか？
腕周りや胸周りがキツイ服も、
着心地がよくないので、
結局、着ることはありません。
逆に大きすぎる服も、
肩が落ちて、貧相に見えます。
デザインが好きでも、
サイズが合わなければ、
それは貴方の服ではありません。
さらには、とても古い服。
もう着ないのに、
ずっと持ち続けている服のことです。
最後に着たのは、いつだったでしょうか？
今シーズン、着るつもりはありますか？
要・不要を考えてみることもなく、
ただ放置しているだけではありませんか？
バブル時代のスーツが、
今も大切に保管されているクローゼットは、
珍しくありません。
大きな肩パッド入りで、
まるでアメフト選手のようです。
当時はとても景気がよくて、
高級品ほど、飛ぶように売れました。
スーツも1着ウン万円。
とても高価だっただけに、
ホイホイとは捨てられません。
お気持ちは分かりますが、
でも、着ますか、そのスーツ？
リフォームしたところで、
そこはかとなく野暮ったく、
やっぱりタンスの肥やしです。
25年たてば流行は繰り返すそうですが、
昔のスーツは昔のスーツ、
デザインの微妙な違いが、
きっと違和感を与えるでしょう。
今に生きるためにも、
過去のスーツは手放しませんか？
服はチェック項目が多く、
またいろいろ迷うカテゴリーなので、
1週間では、お気に入りを選ぶ域には、
到達できないと思います。
今週はとりあえず、
“不要”に焦点を当てました。
これからじっくり進めていきますので、
気長にお付き合いくださいね。
では、また来週。
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