さようなら、お父さん | 気分はルンルン!!

さようなら、お父さん

20日に86歳の父が亡くなりました。

老人ホームでの最期でした。

 

これは5年ほど前、ダンとお散歩の写真です。

もう、危なくてリードは持たせられなかったけど、

この頃はゆっくりでも1時間ほどお散歩できました。

 

でも、次第にパーキンソン病が進行し、

介護が必要になったため、2年前に老人ホームに入ってもらいました。

入所直前に、兄と私と一緒に父の大好きなお寿司を食べてから行ったな~

入所したら好きなものも食べられなくなるもんね。

 

施設に会いに行くたびに何かしらできなくなっていく父。

自分の足で歩いて入所した父でしたが、

歩行器を使い、やがて車椅子に。

トイレもできなくなり、おむつに。

達筆だったのに、次第に小学生のような字になり、

全く書けなくなりました。

言葉もだんだん話せなくなり、

文字の表を指して会話をしていましたが、

それもできなくなり、何がいいたいのかわからなくなりました。

食欲はあり、いつも完食だったのに、

今年に入ってからは飲み込みもうまくいかず、

ムース状の食事になり、

むせたりするので食事を嫌がるようになり、痩せていきました。

 

いつも会いに行くとテレビを観ていました。

スポーツ観戦が好きでした。

自分から話すことはできなくても、

こちらの言っていることはわかるのです。

私がダンが亡くなったことを伝えると、

悲しそうに顔をしかめていました。

 

そんな中、先日誤嚥性肺炎で入院しました。

もう回復しないだろうと医師から言われていたのに、

奇跡的に回復しました。

でも、もう口から食事を摂ることはできませんでした。

 

医師からは今後の延命治療をどこまでするかの選択を迫られました。

父はもう何もできない、って思っていました。

でも、私が見舞いに行くと大きく目を開けてちゃんと理解しています。

まだ動く右手でをしっかりと握り返してきます。

その力強さに驚かされます。

OKの形を作ることもできます。

そんな父の命の期限を私が決めてしまっていいのだろうか。。。

心は決まっていたはずなのに、いざとなると迷いが生じました。

 

病院を退院し、施設に入って4日後に亡くなりました。

看取ることもできませんでしたが、

先に旅立った母がきっと迎えに来てくれたものと思います。

 

明日、明後日に葬儀を行います。

その間、ルンルンは学校に1泊お預かりにしました。

寂しいけど、頑張れ、ルンルン!

 

おじいちゃんのことは知らないけど、もしかしたら会いに来てくれるかもと思っているぼくに、ぽちっとお願いします。

 


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