【産経vs朝日】11万人は「大本営発表?」 | 日々思ふこと(旧館)

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【産経抄】10月3日(産経新聞)
2007.10.3 02:54

 拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

 ▼「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

 ▼貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

 ▼抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう

 ▼もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

 ▼主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具


これは笑った。
11万人???と思ったものだが、まあ4.3万人でも充分多いっちゃ多いんだけれどね。

どういう連中が主催者だったのか、参加者の思想信条がどんなものか、当たり前に理解できるわけだが、連立与党の片割れを支持している宗教団体も多く参加していたようで。

まあ産経と読売の紙面でのやりとりというのは、他者からすればものすごく面白く見えるのだが、まあある意味どっちもどっちではあるが、論点ずれを起こすのは朝日新聞が多いのではないだろうか。

靖国神社参拝を政治問題のように見せているのは朝日新聞だし、河野談話や村山談話を堅持しようとしているのも朝日新聞。
それを見直せというのはスタンスとして産経はぶれていないと思うがね。

少なくともこの件に関しては産経に分があるように見えるが。