模倣するのは仕方がない? | 日々思ふこと(旧館)

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平成25年1月26日 http://kudo.jpn.com に新エントリーを移動しました。

「日本車真似た?」 韓国でデザイン模倣論争再燃
現代車「近くで見ると似てない」「最近はどこもデザイン似たり寄ったり」(朝鮮日報)


 ニューサンタフェ、グレンジャーTGなど、最近発売された新車のデザインが輸入車と似ていることから、自動車業界と消費者の間で「模倣デザイン」論争が激しくなっている。

(中略)

 このような「模倣デザイン」に対し、自動車業界の一部では「現代・起亜自動車が世界第7位の自動車メーカー(354万台生産)に成長しただけに、デザインにおいても現代・起亜だけの個性に富んだキャラクターが求められる」と指摘している。

 しかし、消費者の数が限られる高級セダンやスポーツカーと違い、大量生産車の場合、世界的ベストセーリングカーのデザインに倣うのは避けられないという意見もある。弘益(ホンイク)大学産業デザイン学部の李根(イ・グン)教授は「経営者の対場からみると、数十万台を売らなければならない量産車の場合、デザインが優秀だとの評価が確立した車に倣うのは失敗の確率を減らす方法の一つとなりうる」と述べた。


赤線の部分が模倣の言い訳になるらしい。
少々似ているかな?という程度であれば苦笑で済むのであるが、ソナタやサンタフェの場合には笑うことなど無理な状況である。
現代車も安全性に考慮するようになったため、日本車と比較して安いという理由から、特に米国では評価されてきた面がある。
日本の場合はブランドにこだわる(私もそうである=スバリスタ)のであるが、米国人は似たような性能、似たような外観であればより安い物を選ぶ傾向が高い。

日本車はそういう文化の中で、いいものを安くと生産、販売してきたのであるが、現在の為替の中では昔ほどメリットを得ることができなくなってしまった。
そして昔は他の物を参考にしていた日本メーカーは、独自のデザイン(技術はそれなりにあった)に目覚め、各社はデザインルームをそれぞれ持つようになり、メーカーごとの個性が出るようになった。

そこに為替の面を見ても有利な現代車がでてきたため、当然ながら売れるようになったのであるが、それはただ単に安いからであって、「良い物」であるからではない。
品質がある程度保証されたものであり、安いからと言う一時期の日本車と同じ程度なのである。

ただ彼らには日本が作ってきた米国での伝説がない。
日本はZカー(日本名フェアレディZ)のような、特別な車を提供したことがない。
独自の文化で、独自のアイディアでそういう特別な車を出すことができるようになったとき、本当の意味で現代車が脅威になるのだと考える。
現代に期待するのは、独自の文化なのである。

模倣を良しとする報道がされているうちは安心だけれどね(笑)

※まあどこぞの日本首位のメーカーも全くプライドないけれどね
ポルテのようなアイディア満載の車があると思ったら、ウィッシュのようにHONDAストリームをそっくり真似るなんて芸当は、プライドがあったら絶対にやらないだろう