きなちゃんの術後の経過ですが、特にお散歩や食事制限もなく
『ほんとに手術しました』ってくらい元気
そんな安堵感に包まれた6月上旬
こんな仲良し写真も激写
今まで当たり前だった毎日のお散歩も
色々あって行けない事の方が多かったから
こうしてお散歩できることの有難さ
と、ある日には親まめ妹宅へ遊びに行ったりもした
お庭に人工芝を敷いてるので遊ばせて貰ったよ。
妹家のウルは遊びたくて遊びたくてソワソワ
ですが。うちの仔たちは。
遊びに飽きて寝にはいる
これから暑い夏がやってくるから
その前に沢山遊ぼうね・・・なんて思っていたら・・・
このあとまたまた大変な事に
ことの始まりはきなちゃんの下痢からはじまりました。
きなこは元々お腹は強い方で、もう6~7年下痢にはなってない。
【6月21日】
きなこ夕方からお腹がギュルギュル鳴っていた。
少し便が緩い程度。
【6月22日】
大豆もお腹がギュルギュル鳴ってる(便は普通・様子を見る事に)
きなこ朝から下痢
血便になりゼリー状の粘膜も出ている。
きなこB動物病院の午後診療開始時間15:00に受診
脱水させぬ様に皮下点滴と内服薬を抗生剤・整腸剤処方してもらい帰宅
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帰宅しリビングのドアをあけると・・・
ギャーーーーーーーーッ
リビングのいたる所に血痕が
まるで殺人現場のような血痕にビックリ
大ちゃんも血便をしていた痕跡でした
大ちゃんは割とお腹が弱い仔で今までも数か月に1度粘膜まじりのの事があるのだけど
今回は過去にないくらい酷い
今まではトイレシート付近以外で下痢をしたことはないのだけど
ラグマットや床・・・あらゆる場所に血便が
あまりの惨状に更年期なお年頃の親まめは動悸が止まず
取り敢えずこのままにしておくわけにもいかず
大ちゃんのベッドの汚れてしまった物たちを洗濯機にぶち込み
フローリングやラグマットの掃除&除菌掃除を猛スピードでして
これは大ちゃんも病院で診て貰わねばと思ったまでは良かった。
ここで親まめは後々後悔しまくる選択をしてしまうのです
B動物病院から帰宅したばかりで惨状に出くわして掃除。。。
心身ともに物凄く疲れてしまった親まめは
再度、車で30分以上かかるB動物病院へ行く気力がなく
『いつもより少しだけ酷い下痢』だからとA動物病院で診てもらう事にしたのだ。
この選択が大ちゃんを大変なめに合わせてしまう事になってしまった
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A動物病院を受診したところステロイドを使用すると言われました
大豆は心臓も悪いのですが腎臓もかなり悪くて
B動物病院の院長先生と循環器専門医の先生には常々
『ステロイドの使用は腎臓に相当な負荷をかけてしまうのでNG』と言われていたので
今までの経過もA動物病院の先生にも逐一お話をしていたのです。
なので『K先生(B動物病院)からステロイドは使用できないと言われてるのですが・・・』と
親まめもお伝えしたんだけど
『私の認識では使用しても大丈夫なので、使わさせて貰います』と言われてしまった
不安は拭う事はできないものの、知識のない親まめはこれ以上言う事もできず
(後から思えばこの時点で電話でB動物病院に聞けば良かった)
皮下点滴80ml・抗生剤:下痢止め:ステロイド:胃薬の処置を行いました。
帰宅後も血便(ほぼ血)は、ジワジワと大豆の意識とは関係なく流れ出る
【6月23日】
きなこ食欲もあり、便も良好。お腹は治ったようです
大豆前日下痢止めを注射されてるので便は1度も出ず。(血便も)
翌日に便が出たけど、少しだけ赤いものがついてる便だった。
ここから数日、下痢はしなくなったものの
食欲が低下し普段のフード量の1/4量~半量をやっと食べるくらい。
【6月26日】
大豆
AM2:00 ドロドロ状のものを吐く。
AM6:10 ドロドロ状のものを吐く。ふらつく(後ろ足に力入らず)
口臭もいつもと違うタイプの強い匂いがする。
Am9:00 B動物病院受診。
6/22きなこを診て貰った日の後、
大豆も血便でA動物病院行って行った処置内容を告げる。
ステロイドを使用したと伝えるとK先生はガックリ肩を落とされた
やっぱり・・・ステロイド駄目だったんだ
血液検査の結果、腎臓の数値が爆上がりしてしまっている。
更に腹水も少したまり、尿毒症にもなっている。
K(カリウム)の数値もいつ心不全がおきてもおかしくないレベルまで上昇。
よって、今すぐ入院が必要だと言われた。
夜は連れて帰って良いけれど、約1週間程 朝~夜までの半日入院をし
点滴による治療を行う事になる。
その間、K(カリウム)上昇しているので心不全で死んでしまう事もあると。
何故、下痢からこうなってしまったか・・・・
下痢を起こす要因はいくつかある。BUN「腎機能に問題が生じると上昇」の参考値は9.2~29.2のところ大豆は61.1
CRE「腎機のろ過率を間接的に表す」の参考値0.40~1.40のところ大豆は2.19
この時点でも大豆の数値は高く、この状態をいかに維持できるか・・・と
経過観察しながら診て貰っていました。
*慢性的な腎機能悪化した場合、失われた腎機能は元に戻る事はありません。
そして下痢の後の血液検査。(半日入院時に3度行っています)
BUNもCREも倍以上に爆上がりし
K(カリウム)「生命維持に大切な電解質バランス。点滴計画に必要な項目」の
参考値は3.5~5.0(5.0を超えた時点で心不全でいつ逝ってもおかしくない)のところ
大ちゃんは8.0越えしています。
半日入院でインスリンを投与すると一時的に数値が下がるようです(13:18検査時)。
インスリンって糖尿病に使用するイメージでしたが
大豆の現状でも血糖値を下げねばなりません。
心臓の機能として心臓を収縮させるNa・Caより
心臓弛緩させるKの方が増えてしまった事により、いつ心停止が起こるか・・・というところ。
もう・・・理系の話し過ぎて・・・
でもイラスト付きで説明して下さるので完璧ではないものの理解したつもりです。
インスリンを使用するとブドウ糖を補わなければなりません。
病院から帰宅し食べれるようなら食事を与え
それ以降翌日の半日入院までの間は2時間置きにシリンジでブドウ糖を飲ませることになりました。
帰宅し夕飯を完食偉いぞ大ちゃん
2時間おきにアラームセットしブドウ糖を飲ませる。
先生は『2時間置きが大変だったら3時間おきでもよい』と言ってくれたけど
もともと不眠症気味の親まめだし、大ちゃんがこんな状態なら尚更眠れる訳も無く
こんな事くらい大ちゃんの頑張りの前ではなんてことない
やるからにはキッカリ2時間で飲ませる
【6月27日】
無事に朝を迎えました。
きなちゃんもちょっぴり心配そうです
7:00 朝食いつものカリカリは食べず先生は食べれるなら何でも良しと。まずは食べることが大事。
美味しいワンコ缶詰1/3量食べる。
9:00 B動物病院で受診。
まずは朝一の血液検査の説明を聞く。
インスリンの効き目が落ちてくると、まだK(カリウム)は高くなる。
BUNとCREは少しだけ下がっている。
これからお迎えまでの間、インスリン投与をすると。
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19:00 大豆のお迎え
お迎え前に行った血液検査の状態は
多少の変動はあるものの、未だ危険な状態から脱してはいないようです
【6月28日】
朝から半日入院のため、B動物病院へ向かう
当たり前だけどしんどそうです
朝一の血液検査結果。
あまり変わらない状態です。
BUNとCREはとんでもない数値
腎臓は昨日が失われてしまうと元に戻りません。
でも慢性的なものでなく、今回のような急性なものは
急激に悪くなる前の数値に近い状態に戻る可能性もあるらしいけど・・・
ここで先生に家族会議で話し合った事をお伝えした。
大ちゃんとずっと一緒にいたいけど
今の治療が延命治療であれば積極的な治療はもう辞退したいと。
今ここで治療していても、数週間~1・2か月延命するようなものであれば
これ以上の通院も大豆に負担かけてしまうし自宅で静かに過ごさせてあげたいと。
この決断は家族全員悩んで悩んで出したものです。
そして、せめて痛みや苦しみが少しでも少ないようにしてあげたい。
泣きそうになるのを堪えながらお話しました。
すると先生は『基本的にはご家族の意向を尊重します。
ただ、正直言うと僕は未だ諦めたくはないです。
大豆は自分の口から未だ食事を摂っていて
大豆の体は生きようと頑張ってるんだと思うんです。
実は1つ薬を取り寄せました。それを今日から投与したいと思っています。
正直この薬が効かなかったらなす術はないというのが現状です。
この薬を使ってみて今日の夜の血液検査の結果で変化がなければ
そこで決断されてみてはどうでしょうか』と。
ここまで仰って頂いた先生。そして”大豆は生きようとしている”というお言葉に
胸がいっぱいになり、先生のご提案通りにお願いする事にしました。
19:30 大ちゃんのお迎え
夜の血液検査の結果が出ました。
先生が取り寄せて下さったお薬が効いているようで
K(カリウム)の数値に変化が
翌日も同じ治療を行う事にして帰宅しました。
とっても重い話を長々とごめんなさい
まだ続きますので次回も宜しくお付き合い下さい。