東京もついに昨日梅雨明けしたみたいです
もうさっ、ギラついた陽ざし見てるだけで倒れそうになるよね・・・・
了解致しました
語り部親まめにお任せあれ～
去年の怖い話は
★★怖い話 2012★★
さて、これは親まめが中学生だったかな・・・・もしかしたら高校生だったかも
の出来事です。親戚で不幸がありました。
親まめのいとこにあたるお兄さんのお子さんが亡くなりました。（以後Mちゃんとします）
お兄さんは親まめと８歳位年上だったと思います。
Mちゃんは1歳と少しでした。
乳幼児に稀にみられる突然死だとか。
親まめの実家からお兄さんの家迄は車で1時間ちょっとの所だったので
Mちゃんが生まれてから何度か遊びにいらしてましたよ。
Mちゃんの葬儀準備等でお兄さんのお宅へ親まめ含めた親戚一同集合。
はじめて訪れたお兄さんの自宅。
東京都八王子市の奥の方。
途中から道が細く舗装もされていない砂利道を車でのぼっていきます
鬱蒼とした感じはなく斜面には柑橘類の木が沢山植わっていたのを覚えています。
更に上って行くと右手に神社がありました。小さな神社です
。その直ぐ先の右手にお兄さんのお宅が。平屋の借家でしたが光の差しこむ明るいお部屋。
Mちゃんは今にも動きそうな位ツヤツヤのお顔で眠ってるように見えたのを鮮明に覚えています。
老人の死も悲しいですが、小さな子の死はなんとも言えない悲しさが親戚一同感じてました。
小学生の低学年の親戚も沢山来ていまして、静かにしている訳もなく
暇を持て余しているお子ちゃま達を連れて
親まめの母と親戚のおばちゃん引率のもと家の周りを散策しに出ました。
家の直ぐ前にも柑橘類の木の畑で、斜面に綺麗に並んで植えられてます。
家の裏は神社のすぐ上だったので神社
の屋根がみえます。神社の敷地にさしかかった時、ご近所の方なのかしら？
小柄なお婆さんが険しいお顔で母と叔母に
「神さん（神社）を見降ろす所に人間が住むからこんな事になったんだ！」と
。「罰あたりめっ！」っと吐き捨てるように言い坂を下りて行ってしまいました
そこに居合わせた一同（子供含め）は凍りついてしまいました。
お婆さん・・・怖かったなぁ・・・・
。それからちょっとしてからの事。
はじまりは自宅での何気ない会話からでした
母が自宅にあったフランス人形を指さし「Mちゃんはあの人形好きだったね」と。
フランス人形は深いワイン色の長そでのフリルがたくさんついたお洋服をきていて
同じお色でフリルもついた帽子もかぶっています。巻き髪の可愛いお顔立ち。
立ってる足元はお洋服がロングドレスなので見えませんが
土台に立っていて、土台部分がオルゴールになっています。
曲は”乙女の祈り”
。Mちゃんはクルクルまわるお人形みて喜んでいましたし
オルゴールの音で眠くなるのか、お昼寝もお人形があるとスムーズだったんだって。
そんな話を家族4人（父・母・親まめ・妹）で話しをした日。
この話題もすっかり忘れてリビングでTV
を見ていたら
急にフランス人形のオルゴールが鳴り始めました
・・・・きなちゃん大丈夫？怖いかい？
キーン・・・・コーーン・・・・・・・キー・・・・ン・・・・とゆっくり途切れながら、
ゆっくりゆっくり回転するフランス人形
この時は流石に母と親まめ姉妹は「ギャーーーーーーっ」っと悲鳴をあげましたよ
。でもさ冷静に考えたら、オルゴールの巻きネジが終わりきってなくて
ちょっとした振動とかでオルゴールが鳴ってしまう事もあると思うのです。
って言うかそう思う事にした！
それ以前もMちゃんが来た時以外でオルゴールを鳴らす事の無かった人形ですから
それ以降も誰も触る事も無く飾り棚の上に飾ってありました。
だけど・・・不定期に鳴るのよ・・・・オルゴール。
朝
の時もあれば夜
の時もあるし・・・頻繁になるので”やっぱり怪奇的な現象ではない”と家族全員が思ってきたところに・・・
またまた母が言いやがりました
「この人形さぁ・・・こんな険しい顔してたっけ？それに・・・髪も伸びてるけど・・・」っと
。
そう言われてみると顔つきが険しくなった気がするし・・・・
ブロンズ色の髪の毛も不揃いに伸びてる
ま・・・・・マジっ！！！？？？
Mちゃんがお気にいりだったお人形ですし・・・
人形って魂が宿ると言うし・・・・
人さまから頂いたお人形だったのですが、Mちゃんの1周忌にMちゃんのお宅に持っていき
御仏壇の近くに飾って頂く事になりました。
Mちゃん・・・天国でオルゴール聞いてるかな？
Mちゃんのお宅ではそれ以降オルゴールが勝手に鳴る事も
お人形の髪の毛が伸びる事も無かったそうです。
欲しかったんだろうね・・・っと、Mちゃんを悔やんで下さるお方も
家じゅうのお人形の髪の毛チェックしちゃう怖がりさんも
♪*:ﾟ (σ*≧ｰ≦)σぽちこ~んﾟ:*♪っと応援お願いね
