●ああ、勘違い 努力・苦労・忍耐 （再公開）
こんにちは。“天とつながるあなたにしてくれる天路Tenro”の小林大三です。
<お断り>
ご紹介させていただく記事は、過去に一度公開したものを
新しく読者になっていただいた方にお読みいただくことによって、
現在公開中の記事をより深くご理解いただくために再公開しております。
予めご了承ください。
現代社会では、努力・苦労・忍耐主義は受け入れらない場合がほとんどです。
それでも、努力・苦労・忍耐信仰は根強く残っています。
「結果を得るため、熱中する努力」
「結果を期待し、今を耐えることを楽しむ苦労・忍耐」
は、いつの時代も成功の基本です。
しかし、努力・苦労・忍耐そのものにこそ価値があるとなれば、
思考に偏りが生じます。
今尚、小学校の校庭に銅像としてこじんまりと存在している
苦労信仰の象徴とも言える二宮金次郎
「薪を背負い、本を読む銅像」で有名な二宮金次郎（尊徳）は、
極貧の中で勉学を志して、
「苦労して勉学したから偉くなった」
と教えらてれます。
でも、金次郎の父親が生きていたら
「さぼるな、さっさと歩け」
と怒るかもしれません。
金次郎自身にとって、要は本が好きかどうかなのです。
また、苦労信仰の対象となる二宮金次郎ですが、
実は、少しずつ財をためて田畑をもって、それを小作人に貸して、
自分は雇用側となって、効率よく収入を得ていました。
また、帝国主義の時代、国民を勤勉・勤労とさせるために、
国家が金次郎を祭り上げた歴史的背景も、
「苦労信仰」を戦後作り上げる大きな要因となっていて、
その洗脳は、今尚生産の為の隷属者として会社の役員と株主のために
働かせられ続けているサラリーマンとう名の賃金労働者としての生活を
多くの人が余儀なくさせられていることに気付かせないでいさせること
に成功しています。
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