オヤジたちが、額を突き合わせるようにして、話し込んでるのを、崩さん!として、「そんなことないよ!大丈夫だよ」
善行は、むりやり笑って見せました。
頬が少し、ピリリと引きつったけれども。
異様に同情的なみんなの目には、かなり、驚きましたが、
善行も、少し気分が晴れたように、思う・・・
そうして習字教室のため、片づけていると・・・・
こんこんこん・・・と、遠慮がちに、引き戸をノックする音が、聞こえてきました。
(だれだろう・・・えらく、控えめだなぁ)
と思うものの、深く追求することなく、
「あいてるよ~」と、半ばやけこそのように、どなると
一瞬、、ノックすつ音が止まりました。
ところが・・・です。
いくら待っても、一向に、入ってくる気配がありません。
(これは、おきゃくさんかな?)
そう思い、ゆっくりと玄関へむかいました。
、、