みなさん、こんばんは。
昨日のセンター試験の国語の問題に、
「感慨」という漢字が出ていたのを見て、胸きゅーんなkikkiです。
東京の代々木のＳＯＩ楽公演も大盛況だったんですね。
東京へは行かなかったので、時々ツイッターを見ていました。
そして会場へ行った友人から、
ジャンプもすばらしかった、と感想メールをもらいました。
大ちゃんがキレッキレの演技で歓声がすごかったと読むと、
大阪でのＳＯＩを思い出し、
そして、日本ではkissing youを滑るのこれで最後なのかなと思うと、
鼻の奥がつーんとなります。
さて、
先ほど、宮本賢二先生のブログを読みまして、
ブログの最後に書いてあった
「努力は必ず報われる」
この言葉を見て、ソチからの複雑な心境の日々を思い出しました。
私の職場にも「努力必成」という言葉を書いた色紙があって、
それを見るたびに考えてしまうのでした。
ソチの直後は、
なぜ？なぜ？なぜ？って激しく、神様に尋ねたかったです。
大ちゃんは、『２０００ｄａｙｓ』の中で、
「競技経験のよさは、『負けを知る』こと。
努力しても報われないことがある、ということを体験できるのがいいことだと思う」
って書いてくれています。
為末大さんも『走りながら考える』の中で同じようなことを書かれていました。
この本は、為末さんの引退の後からちょっと気になって読みたいなぁと思っていたのですが、
大ちゃんがソチのシーズンを迎えて、
ファンとして、どんな気持ちで臨めばいいのかなぁと考えていて、
数冊読んだアスリートの方々の本の一冊でした。
ちょっと金メダルへの道とは内容がずれていましたが、
為末さんの真面目な哲学が書かれていました。
最近、やっと、
努力しても結果がでないこともよくあるんだ、
その時の結果だけではなく、そこへの経過で掴んできたものが、
次の自分の力になるんだな、
って思えるようになりました。
努力したら必ず結果が出るほど、人生は単純じゃないですよね。
けれど、手探りでもがきながら、
もっともっと上を、とあがきながら、
失敗は絶対にしたくないと必死になるからこそ、
掴み取ることも多いのですね。
そういう意味で、長い目で考えれば、
努力は報われるって言えるんだろうな、
そう思えるようになりました。
負けたとは思っていませんけど、
更に高い理想を目指して新たな境地を切り開いていくために、
大ちゃんはたくさんのことを学んで掴んできたんだろうなって。
そして、私も自分の人生をそういう風に考えていこうと思います。
ＳＯＩの大歓声で、
大ちゃんにファンの熱い思いが伝わったでしょうか？
『２０００ｄａｙｓ』の中に書いてあった内容で、
「求められていないのでは」という章がいちばん胸に堪えました。
無理して応援されている？
心からのスタオベだろうか？
読んで、
えええー？？？と考えこんでしまいました。
自分の応援を振り返って、
私は無理して応援したことがあっただろうか？
本当に心からスタオベしてきたのではなかったのだろうか？
数日考えこんでしまいました。
私は、
どちらのスーパーの方が１０円安いということでも反応するケチなおばさんです。
時々失敗の浪費もしながらも、基本は質素倹約を旨とし、
決まった収入でやりくりして子どもも育ててきた地味な主婦でした。
お金って、簡単には稼げない。
お金は自分の努力の結晶だから、
本当に価値があると思わなければ使いません。
そんなけちなおばさんの私が、
高いチケットを買い、交通費、宿泊費を使う。
それだけの価値があるから。
今のところ、それがいちばん自分で分かりやすい答です。
私には、ジャンプがうまくいったかどうかで、
感動するしないというものではないのです。
成功した時ははじけるほどの喜びが、
うまくいかなかった時は祈る思いで、
大ちゃんの演技に魂を吸い込まれてきました。
でも、大ちゃんにはアスリートとして、アーティストとして、
高い理想とプライドがあるのでしょうね。
大ちゃんの演技にはいくらスタオベしても足りないくらいな気持ちなのですが、
大ちゃんはそんな気持ちを、またいつか分かってくれるでしょうか。
ＳＯＩの大歓声が、大ちゃんの自信になりますように・・・。
大ちゃんのこれから先には、可能性がいっぱいですね。