the longest day
先日はとても長い一日だった。
午後イチに店を飛び出して、アグリフーズEXPOにsudの浅井シェフと出かけた。
先日の西条の農家の皆さんとも会えたし、梨のスパークリングワインや、
ビニール袋に高圧の空気を詰めて、魚や鮑が中で生きて泳いでいるパック、
エキストラバージンオイルのようなほとんど加熱していないなたね油のメーカーなど、おもしろいネタが色々あった。
奈良のピアノの稲次さんや、やなもリ農園の梁守さんとばったり会ったり、面白かった。
そういえば、こないだ東京からの帰り、新幹線でギオットーネの笹島シェフと会ったり、実は僕って"偶然誰かと思わぬ場所で会う率高っ人間"なんです。
それから本店に戻り、メニューを決めたり、アスパラガスの詰め物パスタの仕込みをやったりして、車を置きに帰り、印刷屋の春木さんに家から送ってもらいながら印刷物チェック。
そしてルポンドシェルに着いた。
今日はポンテ出身のリストランテ キメラの筒井シェフと小池マネージャー、sudの浅井シェフ(トム)と、うちのポルチーニの業者のアプリスの松岡さんと前々から約束の食事会だ。
このレストランは旧大林ビルにあって、シェフは、ギィ・マルタンの弟子であるパスカル・ロニョン氏。今回のミシュラン2つ星!
料理は良い意味で軽く、心地よく、フィニッシュまで流れた。ワインはシャンパンを僕がジャクソン733を。白はシャルドネ。赤は小池が注文して、ブラインドでヴォーヌロマネ2002と当てた僕はちょっとすごいかも。
こないだゴルフ場で、ところどころ獣臭がするので、「この辺にきっと猪が今朝方いたはずだ。」、また違う所で「あ、このへんも臭う」と言うと、みんな嫌なものを見るような目で僕を見て、「わからん!」とのたまう。
しつこく言い続けると、「犬か!」と嫌われた。「なんで、臭わへん?」と言ってもみんなわからへんって。
そこで、ひょっとして僕は鼻が良いのかもしれないと初めて思った。
料理の写真は浅井シェフのブログ「とあるイタリアンシェフの脳みそ 」にアップされているはず。興味のある方はどうぞ。写真が多すぎるので、ここには載せません。
ロニョン氏は良いやつで、もう3年以上日本にいると思うけど、3月のはじめでいったんフランスに帰る様子。
せっかく友達になれたのにちょっと残念。奥さんは日本の方で、かなりの美人。また日本から美人が一人減った。
さらに、BAR天五屋に押しかけ、ここは主に古酒(シングルモルトやバーボンなど)を多くコレクションしている店で、面白いいろんなモルトやバーボンをたくさん飲んだ。
素晴らしいバーだが、実は有名な朝まで開いてるうなぎ屋さんの2階にあり、バーも朝まで開いている。
とても喉が渇いていたので大量チェイサーください!と頼んだら、何かウケて、水が約3リットル出てきた。
でも全部飲んだ。僕らの間で、大量チェイサーという言葉が妙にツボにはまってしまい、酔っ払い5人は「大量チェイサー」と何度も連呼し、この言葉を流行らせようなどと盛り上がっていたが、今日目覚めてみると、別に面白くもなんともない。昨日なんであんなに面白かったかが不思議だ。