ラブパンクたりてる？

僕がTHE激珍ららズを始めたのは高校生最後の文化祭でライブをする為だった。

それまでコピーバンドをちょっとやってたりはしてたけど自分で曲を作ってちゃんとやりたいって思ったのはこの時。

それで『あの娘の笑顔(あのこのえがお)』という歌を作り文化祭のバンドコンクールでやったら最優秀バンド賞を取れた。メンバーとめっちゃはしゃいだ。

後夜祭で全校生徒の前で演奏した。

あの景色は今も忘れてない。

生まれて初めて賞をもらえたのが僕にとってはバンドでありTHE激珍ららズだった。嬉しかったなー。

後日、全校朝礼の時に表彰式がありヨボヨボの校長先生にヨボヨボの声で「ざ、、げきてぃんらぁらぁずー、あのむすめのえがおー、さいゆうしゅうしょーおめでとー、、」と賞状を頂いた。

あの娘の笑顔の娘を「こ」ではなく「むすめ」と読まれてしまい僕はその場で笑いをこらえるのに必死だった。

僕はその時からこれからもバンドをやりたいと思うようになり、当時のメンバーに「これからもバンドやってこうよ！絶対楽しいからさ！」って誘った。

でも付いてきたのは当時ベースをやってて今はスタッフをやってくれてるまんちゃんだけだった。

こんにゃろーーー！！絶対バンドやった方が楽しいのにー！ばかたれ！！

と思いながらもメンバーを探してライブハウスにも出だしCDも自分達で作って僕的にはすごく楽しく活動していった。

でもやっぱりいろーーーーんなことがありメンバーが抜けたり探して加入してもらったりを繰り返してた。身も心もヘトヘトになることもたくさんあった。

それでも僕はバンドを続けてきた。

そしたらタワーレコードでCDを出せたよ。明日が発売日なんだけどフラゲ日ってのがあってもう今日から買えちゃう。

僕には才能なんか他のバンドマンの100分の1くらいだと思うし歌もギターも上手くない。それでも続けてきたからこうやってCDを出せたんだと思う。奇跡でも偶然でもなくて続けてきたから。続けてきた僕の勝利だよ。

僕にも出来たんだからきっとあなたにも出来ると思うよ。いや、あなたなら出来ると思うよ。てへ。