大阪からバスで岡山に戻っています。

 

J1昇格をかけたプレーオフ決勝に敗れ、2016年シーズンは幕を閉じました。紙一重の戦いを掴む強さは私たちにはまだありませんでした。

 

皆さんの期待に応えることができず、本当に申し訳ありませんでした。そして、この2年間共に戦ってくださり、本当にありがとうございました。

 

2年前、「サッカー人生をかけた挑戦」の場として、33歳の私はファジアーノ岡山を選びました。カッコつけてこの言葉を使ったわけではありません。

 

「2年で結果を出す。」

 

それが私の中の約束でした。

 

この2年間、私が望んだ挑戦を思う存分させてもらいました。

 

それができたのも、クラブの皆さん、サポーターの皆さん、監督以下コーチングスタッフの皆さん、チームメイトたち、そして家族。みんなの信じられないくらいの支えがあったからでした。

 

ありがとうございました。

 

勝負は紙一重。ディテールが勝負を分けます。そのディテールを生むのは日常です。

 

私は力不足だったのだと思います。今日は多くの場面でセレッソの選手たちの方がディテールで上回っていました。私たちは足りなかったと思います。

 

今はこの結果をどう受け止めていいのか分からずにいます。とにかく私は精一杯やってきました。やりきった感覚も少なからずあります。そして、これまでに感じたことのない疲れも感じています。

 

これからのことも少しゆっくり考えたいと思います。今はとにかく、それだけの挑戦をこの2年間させていただいたことに心からの感謝を伝えたいと思います。そして、岡山の皆さんと一緒にこんなにも熱くなれた2016年を私は一生忘れません。

 

本当にありがとうございました。