昨日の試合は1-2で負けました。全38節を終了して、18勝14分け6敗の勝ち点68で、3位でシーズンを終えました(ムアントンに勝ち点剥奪があったため)。

私は累積警告で出場停止だった1試合を除く、37試合にフル出場することができました。私がシーズンで最も大事にしているのが出場試合数です。「居るべき場所にいる」という、私が自分のスタイルにしている言葉は、ポジショニングだけでなく、常に試合に出続けるという意味もあります。その意味で、今年この暑さの中での異常なほどの過密日程を乗り越えてこられたことには少なくない達成感があります。

今年は私にとって選手生命を賭けた大きな勝負だったと思います。ここで怪我が重なったり、活躍ができなかったり、自分に手応えを得られなかったら、サッカーを続けることさえ難しかったかもしれません。これまではどこかで、鹿島にいるから結果が出せているんじゃないかという自分への疑念もありましたが、全く違う所で自分の居場所を作ることができて、また違う挑戦に踏み出す勇気を湧かせることができました。


タイでの挑戦と並行しながら、毎日追われてきたこのブログもここで一つの区切りにしようと思っています。日本に帰ったらこれまで家を空けてしまっていた家族との時間に全てを費やしたいということもありますが、それ以上に、日本にいると書けないことが多くなり、誤解を招いてしまうことも出てきてしまうと思うからです。私は中途半端に何かをするということができないので、ここらが丁度いい引き際な気がしています。

もちろん、来年の新しい挑戦を発表できるタイミングになりましたら、ここで所信表明をしたいと思っていますし、まだ皆さんにタイでの様子をご覧になっていただける機会を作れるかもしれませんので、そのご紹介や告知などはしていきたいと思っています。ただ、長々と書いていくこのスタイルは、とりあえずここでひとまず幕を下ろそうと思っています。

このブログを始めて半年以上。振り返ると結構な量を書いてきました。最初はブログというものを知らず、改行なしの見づらい初回に始まり、やはり結局写真はあまり載せないままになってしまいました。当初は1人も読んでもらえなかったらどうしようと私の心配性が顔を出していましたが、思っていた以上にたくさんの方に読んでいただきました。

鹿島にいた時はいろんな兼ね合いや見栄で言葉を選んだ時もありましたが、このブログではできるだけ素直にカッコつけず、そして丁寧に書いていこうと思っていました。くどくどしいブログだったと思いますが、つまりはそれが私なのだと思います。

私にとって、これまでの人生、鹿島での10年を振り返る機会になったこと、タイでの自分と向き合える機会になったこと、そしてサポーターの皆さんとつながる機会になったこと。このブログに感謝したいと思います。そして、ずっと読んでくださった皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました。