「洞窟おじさん」って知ってます?

 

 

とんでもなく衝撃を受けた本なのでちょっと紹介したくて

 

このおじさん、昭和21年8月に群馬県で生まれたんですけど、子供の頃両親からの度重なる折檻に耐え切れなくて中学一年の時に家出をするんです。

 

そしてここからが凄い

 

子供の家出なんて普通は1日や2日で家に帰ると思うけど、この少年は違う

 

家を出て4日間位かけて廃坑になった鉱山の洞窟にたどりついて、そこでヘビやカエル、ウサギやイノシシを獲って洞窟生活を続けちゃう

 

その後各地を山を転々としながらなんと53歳までの43年間を洞窟で暮らしてしまう

 

43年間だよ💦


家を出た時13歳だった少年が、そのまま一度も家に戻らないで53歳のおっさんになるまで洞窟で暮らしちゃうんだから俄かには信じられない

 

この43年間のサバイバル生活のエピソードが嘘みたいな話で本当に面白い、というか読後の今も半分位は創作なのではと少し疑っているくらい

 

横井正一さんや小野田寛朗さんの話しももちろん衝撃的だけど、たぶん洞窟おじさんの生活の方が過酷かなぁ

 

13歳の子供が冬は雪が降る群馬の山で、サバイバルで生き抜くなんてあり得る?

 

横井さんも小野田さんもサバイバル生活をしていたのは亜熱帯地域で、しかも大人だからね

 

この洞窟おじさん、今は社会復帰して介護施設で働いているとの事

 

読んで損は無いと思うので興味がある人は洞窟おじさん読んでみてください

 

ちなみに私のおすすめ本をもう二冊

 

これ実話なんだけど、明治に遠洋航海に出た日本人が大嵐に遭遇して無人島で生活する話し


これもハラハラドキドキ、しかもサバイバルの知恵まで得られる貴重な本

 

江戸時代、貿易船が嵐に遭遇して漂流してしまいロシア領に漂着してその後日本に帰国する冒険譚


少し史実と違う部分もあるけどほぼ実話をもとに書かれた長編小説

ジョン万次郎級に日本の外交の役に立った人達なのに何故か歴史的にそれほど有名じゃないのが不思議

 

遭難系の実話は読んでいてゾクゾクしてくるね、数奇な運命に抗って生きた人達の経験譚


読む本に迷ったら是非どうぞ