風水には『 巒頭(らんとう)』と、呼ばれるものがある。
巒頭とは、目に見える、形あるものへの作用のこと。
大地そのものに作用するので、地理を紐解く必要がある。
何故、そこに山があるのか?
何故、そんな形をしているのか?
そこから何を、私たちは学ぶことが出来るのか!?
一枚の写真がある。
熊本県玉名郡 【 筒ヶ岳 】
この衛星写真は2003年に撮影されたもの。
まだ『アロエの森』は、存在していない。
そして、次にお見せする写真は2006年のもの。
クリップの刺さっている場所が、お店の位置。
山には、様々な形がある。
地理風水を読み解くこととは、その形から何を見出すことができるか。
どんな象徴を表しているかを、感じ取らなければならない。
ここに明代の人で、徐試可が編纂した『地理天機會元』に記された、
一枚の図をご紹介したい。
【飛龍形】
何故、この森で“龍”の姿が、何度も目撃されているのだろう?
店の主人以外にも、訪れたお客さんが偶然見ることが出来るのだろう?
“龍”は何の、メッセージを発しているのだろう?
伝統風水において“龍”とは、山脈であり、気脈のことである。
山の稜線(尾根)がうねっているのは、そこに大地のエネルギーがみなぎり、
まるで“龍”が勢いよく、動いていることの証しなのである。
だが、私が『アロエの森』で見た“龍”の写真には、違和感を覚えた。
何ともまばゆい光を発してはいるのだが、
生気というものを、まるで感じられなかったからだ。
それは、何故なのか・・・
もう一度、写真を見比べてほしい。
7年前に撮影された、写真との違いがお分かりになるだろうか?
2003年 2006年
2003年 2006年
クリップ位置が『アロエの森』。
そこから右側(東方位)へ延びる白い線は、新しく建設されている道路。
そう、まるで、“龍”の首を、切断するかのように・・・
首を切られた“龍”は、もう、生きてはいけない。
人も、自然も同じ。
生きていける訳が、ないのである。
“龍”を切るってことは、山のエネルギーを切るってこと。
山のエネルギーが、この付近の大地を育んでいるんだぞ (●`皿´●)ノ
もう知らないふりは、出来ない。
私たちは、知ってしまったのだから。
この道は、どこへ続くのだろう・・・
誰のための、道なんだろう・・・
この閉塞感に、終わりはあるのだろうか・・・
これ以上“龍”を苦しめて、それでも人はまだ何かを手に入れたいのか??
万物を育んでくださる、偉大なる地球・・・
そんな一番近くにある、一番大切な存在。
人は、そんな大事なことさえ、わからなくなってしまったのか?
相手が言葉を発しない、というだけなのに。
この地球上で言葉に出さないと、理解し合えないのは、人間だけだというのに。
言葉以外のことで、ずっと、教えてくださっているのに。
この道路がいつ開通するかは不明です。
現状は、首の皮一枚で、何とかつながっている状態です。
かなりの重症なので、ひょっとしたらもう、手遅れかも知れない。
あとは、もうこれ以上、この道が延びないことを願う。
きっと、誰も必要としていない道。
実際に、来てみると実感できますから。
金の亡者になってみないと、この道の必要性を知ることはできません。
『アロエの森』に置いてあった、写真。
このブログでは、お見せすることはありません。
(遠方の方々、ゴメンナサイ( p_q))
実際に行って、見てみて下さい。
この山が、何を発しているか、感じてみて下さい。
そこに言葉などは、必要としません。
私は、すごく悲しそうで、弱りきった“龍”を、感じました。
きっと、あの“龍”は、何かを伝えたかったのでしょう。
この森の、『龍伝説』。
「伝説は、言い伝えではなく、何かを伝えるためのメッセージ・・・」
※お断り
先にも示しました通り、伝統風水における龍とは、
山脈や気脈、または水流のことを表しています。
伝説上の生き物とされる龍と、混同なさらないで下さい。
ただし、私の個人的思想の中では、龍の存在を認めております。
いずれこのブログにて、発表致しますね^^
この長い一日は、まだまだ終わらない。
この数時間後に、目にすることになる、別の“龍”。
あんな“龍”は、今まで見たことなかったから、思わず鳥肌が立ってしまった。
この続きは、また・・・
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