この記事は、穂吉のブログの「2012-12-25 16:39:59」にUPした『日本の神話225. ~第四部 大和朝廷~  =第二一章 雄略(ゆうりゃく)天皇=』という記事を再編成してUPしています。



最初のお話し 『日本の神話01』     前回のお話し 『日本の神話224』




この回も、大君、大長谷命(おおはつせのみこと)

雄略天皇(ゆうりゃくてんのう))
様の御世のお話しです。




又ある日のことです。

大長谷命様は、

和邇(わに)佐都紀(さつき)(おみ)の娘で、

袁杼比売(をどひめ)に求婚をされるために、

春日(かすが)へと向かわれました。



向かう途中で、

袁杼比売様は、道端にいらっしゃいました。

しかし、天皇の一行をご覧になるや否や、

驚いた袁杼比売様は、

丘の向こうへと逃げて隠れてしまわれたのです。



それを知った天皇は、

袁杼比売様へとお歌を賜りました。



 『をとめの  い隠る丘を  金鉏(かなすぎ)

  五百(いほ)ちもがも  鉏(す)きはぬるもの


(『姫君が隠れてしまった丘を、鉏で崩してしまいたいよ。 あっという間に、掘り崩してしまうために、五百(たくさん)の、鉏が手に入らぬものかなぁ。』)



そうお歌いになられるのです。

その事により、後、この地を

金鉏の丘(かなすぎのおか)と呼ぶようになったとのことです。



- 追 記 -

春日(かすが)」とは、奈良県にある春日山の西方辺りです。

袁杼比売(をどひめ)』様とは、『日本の神話217』の追記の部分に、
3代後の 『仁賢(にんけん)天皇』 の皇后には、この『雄略天皇の皇女、春日大郎女(かすがのおおいらつめ)』様とお名前が出てまいります。
と記しましたが、その『春日大郎女(かすがのおおいらつめ)』様の母君ではなかろうか?と思われます。

参照・・・Wikipedia 雄略天皇
「日本の神話217 雄略天皇1」




ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。
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