坊主が吠える がくほう独り言写真日記

先月『長年私が探し求めていたマリア観音が、年内に別院に入ることとなった』

先日入仏されたが、御内仏として私の部屋に安置している。


時を見計らって、参拝者にもお参りできるようにしたい。


手に持っているのは竹製の小枝であり、Y字形小枝はイエスの意味。

説明文によると「天草町大江黒勘根」とある。

地図で調べると大江天主堂のすぐ側であり、キリシタン信仰者が集うメッカである。


当時のクリスチャンが命がけでこの偶像に向かって信仰していたかと思うと、切ない思いと信仰心の強さを改めて考えさせられた。


当時の信仰者にとって辛い行為は踏絵と葬儀だろう。

亡くなってまでも信じていない坊主を呼んでお経を唱える儀式は耐え難い。


そんな時に私がいたら・・・いましたね。

『踏みなさい。神はいつもあなたの側にいます』


なぜマリア観音?


純粋な信仰心を持ち神に祈る毎日。

だが純粋がゆえに無念な気持ちで亡くなられた方に対して、当時と同じ私なりの供養をおこなう使命を感じている。


うつし世をば 離れて 天駆(あまが)ける日 来たらば 
いよよ近く みもとに行き 主の御顔を 仰ぎ見ん   

主よ、みもとに 近づかん(320番)