別院のラウンジだが紅葉がいい色になってきた。
お参り先で「親戚の葬儀がありました」と、なにか言いたげなので話を聞いた。
そこの家は代々戒名に「院」が付けられており、その旨を住職にお願いすると「院が付くと100万円です」と言われ驚いたという。
寺のあり方も住職の考え方もいろいろである。
その寺の相場が(いや定価か?)そうであり、いやなら他寺で行えばいいこと。
心配なのは寺離れから、終いには仏教離れになるのではということ。
ご年配の方は文句を言いながらでも要求された金額を払うだろうが、若い代になると簡単に離れていく。
檀家や門徒との信頼関係を、寺院は今求められている。
信用の積み重ねなのだ。
気持ちよく喜捨したくなる寺院づくりに努めて欲しい。