坊主が吠える がくほう独り言写真日記

先日お参りした最上稲荷の山門だが、石造りのしっかりとした構えであり、両脇に大きな仁王が睨みをきかせている。


住職であり経営者としての私は『維持管理が大変だろうなぁ』といらぬ心配をする。

やはり建てかえ修復の看板があり、参拝者に寄付を募っていた。



当寺は半強制的な寄付や会費はないが、自発的な寄付は喜んで頂戴する。

だが、いくら高額でも名前や金額を多くの方の目に留まる貼りだしや、公言することもない。


実際、中には「名前を出さないなら寄付はしません」という方もあった。


いつも考えるのは、宗祖や開祖はどうしただろうか。

大きく名前と金額を本堂などに貼り出したのか。


寄付をしたいが出来ない人、沢山したいが少ししか出来ない人は、もう寺には行けない。


こんな時だけ「寺は檀家(門徒)のものです」という住職さん、相手の立場になって運営をして下さい。


信頼関係とはそんなものです。