坊主が吠える がくほう独り言写真日記

25トンの大型クレーン車がきての作業。幸いに山門がないのでバスでもラクラク境内に入れる。


当寺の信者さんが初対面のAさんを連れてきた。

身内で危篤の方がおられ当寺で葬儀ができますか?という話。


話を聞くと幼い頃から苦労の連続。

失礼だがお年よりも十以上ふけているように見えるのはそのせいか。


『うちの寺は心配しないでください。でも葬儀社にはかかりますよ』同伴の信者さんが「よかったねぇ」Aさんに少し笑みがこぼれた。


某寺院の住職が直接私に「うちの寺でもお布施がない葬儀をしたことがあります」と自慢げに言ったが、そりゃどこの寺でもあるだろう。

ましてやお付き合いのある檀家や門徒となればごく当たり前のこと。


葬儀社が言った「お布施がない(少ない)葬儀を、お寺さんが気持ちよく引き受けてくれるか、文句をブツブツいいながら受けるかの違いですね」


私が奉仕で執り行う葬儀の故人は、過去世でお世話になった恩返しと受け止めている。

今日の葬儀は今世でお世話になった方です。