坊主が吠える がくほう独り言

「この人形が来てからいいことがないのでお焚きあげ処分してください」という依頼。

法事の後に高速で移動。

依頼者宅の玄関に入ると人形ケースに入った人形たちが10体。

「これなのですが・・・」なに一つ霊的に感じるものはない。

でも依頼者は憔悴(しょうすい)しきっている様子。

『これらは関係ないですよ』とは言えず『これで楽になりますよ』の言葉に少し笑みがこぼれた。

病は気からが8割。

以前処分した人形では、夜中に歩く、髪が伸びる、話をするなどの怪奇現象。

「霊なんかあるものか」という気持ちの方が救われる。

霊に興味を持たないほうがいいですね。