当寺は当初『貧乏寺だから』という理由で、塀は枕木、アプローチも枕木を敷き詰めた。

県内の宮の原線が廃線となり、その工事に携わる友人から原価で譲り受けたものだ。
 
設計士に『枕木で門ができないか?』柱は陸橋の枕木を4本束ね、曲がった枕木は上部の三角部分に使用。 強度を考え、中には鉄骨で守られている。

「尊い(たっとい)寺は門から」ということわざがある。

「ご利益のある寺は門構えからして立派でありがたみを感じさせる」という事です。
 
枕木はそれまで沢山の人たちの縁の下の、いやレールの下の力持ちで皆さんを支えており、無くてはならない存在だったのです。

当寺に来てやっと日の目を見た感じですね。
 
ところがその門は腐れて取り壊した。

今のところ建てる予定もない状態。

あった方が格好がつきますね。