「友人を連れて行くので、ご祈願をお願いします」と来寺されたAさん。 

お茶を飲みながら3年前の葬儀を語る。

「若い方が亡くなられた親戚の葬儀に行き、式場の事で親戚一同話し合っていた。

30人が座れる小式場にしようと考えたが、学校関係や親の職場、近所の方たちが来られることを考えると狭すぎる。
かといって大式場は金額が張る。

貯金はないし残された子どもが○人おり、これからお金が掛かる。


どうしよう?
 

その会話をふすま越しに聞いていた学法さんが入ってこられ『大きい式場にしなさい。寺のお布施をそちらに回せばいいから』と言われた。本当に助かりました!」
 
葬儀件数が多いので覚えていないが、当寺らしい発言だと感じた。


人生には波があり、落ち込んだ波のときに手を差し伸べてこそ坊主だと思うがどうか。