坊主が吠える がくほう独り言

職場の友人とお参りに来られたWさん。「学法さん、不思議なことがあったんです」と神妙に話す。

「夢で江原さんが出てきて『あなたは大丈夫だから』と言ったのです。その3日後にお寺に行き、学法さんがまったく同じ『あなたは大丈夫だから』と言ったのでビックリした」

 たまたま同じ言葉だったというだけのこと。

私の師は夢を次のように説く。
『夢を見ない人はいないだろう。しかしその夢を的確にとらえる人は少ない。夢はその時々のその人の想念と行為をもっとも抵抗なく、偽りなく表現するものであるからだ。
夢は心の窓でもある。めざめている時は周囲の眼や自分の意志によって押さえられている。 その想念が夢の中ではまるで意思をもたぬ生物のように自由気ままに動いてしまう。
夢の中で正しく行為することができるようになったとき、その人は本物になったのである。 その想念と行為について 悟りを得たといえよう』

夢ぐらい好き勝手にしても良いのではと思うが、夢の内容が今のあなた自身の魂の段階だと思って下さい。
 

夢の中で誘惑があったら、相手をさとす位なければいけませんね。