坊主が吠える がくほう独り言

寺院控え室の隣室には、他寺の新しい仏さんが安置されていた。

遺族がなにやら困った様子。

菩提寺の枕経はすでに済んでおり、私に話を聞いて欲しいとのこと。

差し出された紙には、住職が書かれたのだろうか葬儀料金(お布施)だった。

葬儀もできないほど生活に困っており「この金額をくれないと葬式はしませんよ」と菩提寺住職は冷たい。

 

話では、故人は昔から寺に尽くされた方であるが、それはそれ、これはこれなのだろう。
 

本来ならば住職は「故人には大変お世話になりました。葬儀は寺からのお返しです。どうぞ安心してください」この言葉がなぜ言えないのか?

他寺院の葬儀に口を挟むつもりはないが、あのあと遺族はどうなされたであろうか心配だ。

 

今日は2件、明日も葬儀と盆明けから続き、弟子に休暇が与えられないのが気になる。