坊主が吠える がくほう独り言

下町の情緒が残る路地裏を歩きお参りに伺った。

この一帯は俗にいう赤線地帯であり、今でも当時を偲ばせる家々がある。
 
その部屋を間借りしていたAさんは当時から働いていた。

「昔はとても賑やかだった」といつものように昔話が始まるが、今の子とは違い家族の犠牲となって働いたのだ。

故郷に帰ることなく一人寂しく亡くなった。

私から見るとこの仕事は過去世から何度も繰り返す人が多い。

「贅沢がしたい」と風俗で働くあなた。


   あなた自身がつくる因縁は消え難く重たい。