流産での水子供養を依頼される。
お経中や会話中も泣き続けていたが、未だ実家から結婚の許しが出ていない事や、主人が定職に付かないなど頭をめぐったのだろう。
いろんな話をした後、元気よく帰ったが、若い主人がこの幼い奥さんの心の傷を癒す事ができるのか?
他寺では「水子供養をしないとタタリがある」など脅迫めいた言葉を聞いた。
そんなこと絶対ない!
『水子の供養とは、あなたが一生懸命に生きることです』
『何かあったら私がいなくても坊守がいるのでいらっしゃい。話すだけで落ち着くという事もあるから』
女性同士の方がいい場合が意外と多い。