坊主が吠える がくほう独り言

今回の葬儀は「家族葬を考えています」だったが、親戚やお付き合いの多さから大きな式場での葬儀となった。
当寺としては初めて利用する葬祭場だったが、最近は初めての所が多い。

これは葬儀依頼が広範囲に広まっている為であり、数年前からの種まきが芽を出し始めている。

やがて花が咲き花粉が飛んでいくことでしょう。

葬儀社の壁にはこんな張り紙があった。

そのうち お金がたまったら
そのうち 家でも建てたら
そのうち 子供から手が放れたら
そのうち 仕事が落ち着いたら
そのうち 時間のゆとりができたら
そのうち・・・
そのうち・・・
そのうち・・・と、
 
できない理由をくりかえしているうちに
結局は何もやらなかった
 
空しい人生に幕が下りて
頭の上に淋しい墓標が立つ
そのうち そのうち
 
日が暮れる
いまきたこの道
かえれない