坊主が吠える がくほう独り言

テレビ番組で「直葬」を特集していた。

通夜も葬儀もなく火葬場に直行する方法。

最近すごく増えています。

経済的な理由の方もいれば、しっかりとした信念をもって「私は直葬」という方も多い。

「葬儀代がもったいない」だけではなく、「ビジネス感覚の坊主は有難くない」も理由の一つ。

葬儀の段取りはこうです。

枕経の後は通夜・葬儀の時間を決める。

遺族の方たちはそれからが大変で、親戚・仕事・友人などに連絡をとる。 
 

仕事・学校の段取りをして、祭壇・棺おけ・花・霊柩車・おとき(お別れの膳)・精進あげなど、どれにするのか決める。
 

家族みんなの喪服はあるのか? バスは出すのか? 新聞に載せるなら誰の名前を? 斎場での座る順番は? 弔辞は誰かいるのか? 孫のお別れの言葉はどうするのか? 焼香の順番は? 火葬場には誰が行くのか? 精進あげは何処に何名行くのか?

もう頭がどうにかなりますが、連日の看病で寝ていない方たちは葬儀までは緊張して眠れない日が続く。


これなら直葬もいいですね。