坊主が吠える がくほう独り言

葬儀では孫代表が涙ながら「あなたの孫で本当に良かった!」に感動した。
 

精進落とし膳は大勢の親族で賑わったが、当寺のように信者数があると顔見知りの方がチラホラ。

「うちもおたくのお寺でお世話になった」
 

多くのご縁をいただき『あなた方の寺で本当に良かった』と心で叫んだ。

葬儀社の壁に絵手紙が飾られていたがその文章がこうだ。

「無一文になっても まだ自分という財産がある。それに お前という道づれがいる」