葬儀が続いたが、遺族から「今までの住職は法事でも法話がない」と嘆いていた。
法事も葬儀もそうだが、亡くなられた方にはお経で、生きている方たちには法話を供えるのが坊主の勤め。

お経を唱えて「ハイさいなら」では失格ですよ。

葬儀代を住職に手渡すと、その場で開きお札を数えだした。

すると「少ないです」と突っ返されたという。
 

家には他人に言えない諸事情があり、住職はその意をくんで上げる心遣いが欲しい。