畠山ー高山 | だいごの片想いボクシング

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後楽園ホール観戦記、テレビ観戦記、過去の試合のDVD観戦記を中心に書いていきます。

昨日ははじめて書いたし思いれも強かった試合だったので長文になってしまい読みづらかったと思いますので今日からはもっとコンパクトに書きます。


今日、書くのは3月30日にメキシコでIBFミニマム級タイトルに挑戦する高山勝成選手についてです。


ご存知の方も多くいると思いますが高山選手は元WBCミニマム級、WBAミニマム級暫定チャンピオンで現在は2009年にJBCに引退届を出しましたので所属ジムがない、日本での試合はできないのです。


そういう経緯もあって最近ではなかなか高山選手の試合を観る機会はないのですがもっと評価されてもいい選手かなと思います。


ここ最近は対戦相手のホームである南アフリカやフィリピンで試合をして内容では優勢だと聞いていますし2009年にはあのローマン・ゴンサレスにも挑戦、途中追い込む場面も作りました。



今朝観た試合は今から約10年前、はじめて日本タイトルに挑戦した試合です。



ボクシングDVD196より


日本ライトフライ級タイトルマッチ


畠山昌人(札幌協栄赤坂)-高山勝成(エディタウンゼント)



チャンピオン畠山選手が21歳なのに対し挑戦者高山選手が19歳!


最近だとここまで若い選手同志のタイトルマッチってないんじゃないかな。


しかもこの2人、アマチュアで実績を残したっていうのもないですし。


ジムがチャンピオンが札幌で挑戦者が大阪なのに試合は東京っていうのもすごいな(笑)


この試合、放送時間の都合上4Rから放送されています。


4Rから6Rまでは高山選手がキビキビとした出入りの激しい動きでポイントを奪います。初挑戦とは思えないほど堂々としています。


なにより面構えがいいっ!



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ただ、7Rから畠山選手のボディ攻撃が功を奏し、足が止まってきて高山選手も打ち合いに出るのですがこれが裏目に出て9R、レフリーストップによる逆転KO負けでタイトル獲得はならなかったのです。


実はKO負けはこの試合だけなんですね。


しかも!気付いたのですがこの試合はライトフライ級で今はミニマム級。


ってことは10年前から体重がほとんど変わっていない、むしろこのときより軽い階級でずっと闘っているんですね。普段からの節制の賜物ですね。


なんとしてもメキシコでタイトル取ってほしいなぁ。


その2日後には日本もIBF、WBOに本格参戦しますが高山選手の扱いはどうなるんだろうな?


願わくばタイトル取ってきてJBCの管轄で日本で防衛戦を観たいですね!


最後に・・・この時代のガッツファイティングの放送の仕方、2試合放送してさらに前座の1試合目からハイライトで流し、番組最後にはレジェンととして過去の名選手の試合(今日は竹原選手の日本タイトル発挑戦の試合)が流れてしました。


グッときたなぁ!!


こういうボクシング番組が観たいんですよ!


この時のガッツファイティングの作り方にはボクシング愛が感じられました。