死というものについて。
というのも、遺族の方とお話してると
大部分の方にとって「死」とは
亡くなり方
なんですよね。
確かにそれがまさに「死」の瞬間。
身近に闘病を目の当たりにして
臨終を看取った家族にとっては、
まさに大きな瞬間でしょう。
また、自分がどう亡くなりたいか
を気にかけてる人もたくさんいます。
私がお通夜やお葬式という場で
お経を読みながら感じるのは
どんな人生だったのか?
どんな人生が今終わりを迎えたのか
ということを考えてしまいます。
死の瞬間だけではなくて、
生前の日々を含めての「死」ということ。
そして遺族にとってはお葬式の後、
その人のいない生活が始まります。
これもその方の「死」です。
今まで当たり前に一緒に生活していた
人がいなくなっちゃうんだから、
家族にとっては大きな出来事です。
そう考えると、今生きてるうちから
死というものが始まっていて、
亡くなってからも死というものが続く
ということになるのかな?
深く考えるとホント哲学的な話に
なっちゃいますが、
死という言葉のニュアンスにもいろいろ
あるなぁということに
ふと思いを巡らしてみました。