イスラームって実に平和的! | おじゅっさんの日々

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高松市・真宗興正派大乗寺住職のブログ。
香川徳島をまたにかけて、何屋さんかわからないような
日々を奔走中!

おじゅっさんは、まとまったお休みを
とることが難しいです。
だからなかなか旅行には行けない。しょぼん
だけど、私は未知の国の生活や文化を
見るのが大好き。
ということで、紀行文を読むのが好きです。本


最近読んだのがこの本。
モロッコで断食(ラマダーン) [ たかのてるこ ]

¥575
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アフリカ北西部、地中海に面した国
モロッコの旅行記です。
これが一般的にイスラム教と言われる

イスラームモスク

を知るのにすごくいい本でした。
やっぱり本来イスラームはすごく
平和で穏やかなものなんだ。ラブラブ




この本に出てくるモロッコ人によると、
アラブの女性が肌を隠すのは、
男性が他の女性に気移りしてしまわない
ようになんだとか。にひひ
お酒を飲まないのも愚かな人間が
お酒なんか飲んだら何するかわからない
ということらしいです。



ラマダーン(断食)は苦行ではなくて、
日没後にやっと食べられる食事が
すごくありがたく感じられるから。
日頃忘れてる食べ物のありがたみも
わかるし、豊かな人も貧しい人も
みんな一緒にお腹すかしてるという
一体感も生まれるそうですよ。



そして、イスラームの人がよく口にする

イッシャー・アッラー
神の思召しのままに


という言葉。
仏教で言うと「全ては縁次第」という
ことと同じようです。



仏教での「縁次第」も、間違うと
なげやりな言葉になってしまいますが、
イッシャー・アッラーも、人生は自分の
思い通りにはならない、そして他人も
人が計画通りにいかないことに対して
肝要に受け止めてあげるという大らかな
生活文化につながってるそうです。ニコニコ




イスラームというとなんか厳しく、
恐ろしいイメージがあるけど、
人間を愚かなものと認め、日々をいただき
感謝をささげるという点では浄土真宗にも
似たところがあるように思います。お参り
その反面、間違って受け止めるととても
恐ろしいことにもなりますね。ヤンキー
宗教は人が平和に暮らす智慧。
いざこざを起こすための信仰なんてないんです。得意げ