今日テレビで見たんだけど、
チンパンジーと人間の遺伝子は
９７％同じ
だとか。
チンパンジーは人間に一番近い動物
といわれてますもんね。
チンパンジーも人間と同じように
仲間が死んだら悲しみ、
他の個体とコミュニケーションをとり、
落ち込んだり、慰めたり、
病気になったりするそうです。
身体能力や知性の違いは
あるかもしれないけど、
自然の中の人間
と言えるかもしれませんね。
文明ができる前、自然の中の
一生物としての人間の姿。
さて、そのチンパンジーだけど
体の調子が悪いときは
薬になる植物を食べるそうな。
その中にはちゃんと薬効成分が
含まれてるそうですよ。
彼らはその薬効成分のことなんか
しらないでしょ。
ただ体が求めて食べてるんだと
思います。
人間にもそういう能力あると思いますよ。
生まれて何も知らない赤ちゃんも
ミルクを飲もうとする。
栄養をとらないと生きられないのは
しらないはずなのに。
やがて寝返りをうつようになって、
やがてハイハイをする。
それが２足歩行の為の筋力トレーニング
とも知らずにやってる。
人間は自分の意志とは関係なく
生きる力
を持ってるんですよ。
これはチンパンジーもそうだし、
ありとあらゆる生き物がそうでしょう。
「死にたい」と思ってる人だって
心臓は生きるために動き続けてる。
それを
生かされてる
っていうふうに仏教ではとらえます。
じゃ誰に生かされてるのかっていうと、
別に誰というわけでもない。
自然にそういうことになってる。
仏さまというのは仏像じゃなくて、この
そういうことになってる
っていうこと。
だからあらゆる生き物は仏さまに
生かされてるということになります。
別に超常的なものや、摩訶不思議な
ものじゃないんですよ。
いのちを頂いて、あらゆる出来事に
出遇うご縁をいただいて、
楽しんだり、悲しんだり、怒ったり。
自然の中で生きるチンパンジーも
同じように生かされてる。
人間が喜怒哀楽の毎日を過ごすことも
ごくごく当たり前のこと。
そういうことになってるってことなんでしょう。
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