ちょっと見つけた記事で、尊敬する大前研一先生がバカな
ことを書いているので、紹介します。


 http://president.jp/articles/-/14114


年金は破綻している、だから老後は自助努力で、という論理は十
数年前から言われ続けていることで、それ自体は良い。いや、露出
が多い媒体で宣伝されることは大事だ。


 しかし、「サバイバル術」と称した処方箋が決定的に間違っています(><)


 記事から抜粋します。


 「国債暴落→財政破綻→ハイパーインフレのような究極のディザ
スターが起こった場合、たとえ年金がもらえたとしても意味がない。」


 「年金や貯金があるから安心、という発想では絶対に生き残れな
い時代に日本は突入していく。「そうではないもの」に資産をシフ
トしていかなければならない。たとえばキャッシュを生み出す収益
性の高い土地や生活必需品関連の株などは国債が暴落しても、それ
ほど価値が下がらない。それから外貨。」


 「外貨預金をするのがベストだ。」


 と、おっしゃっている。


 究極のディザースターが起きた場合の備え、ということを書いて
いるのだが、その場合、土地、生活必需品関連株の価値が下がらな
いだとー。


 国債暴落した場合、株価も暴落しており、どんな株も全て急落し
ているはずです。


 土地にしても、下がる。なぜなら、株価暴落で資金繰りに困った
投資家や金利急騰でローン返済に窮した人が保有不動産を投売りす
るからです。


 この議論の決定的な欠陥があります。それは、「時間軸」がない
ことです。国債暴落し、財政破綻をした直後、暫くは、あらゆる資
産が暴落します。


 その後再生する過程で、価値を保持、戻るものが土地というのな
ら話はわかる。


 株式でいうなら、どうしても日本株を持つならば、国際優良株が
ベストでしょう(薦めませんが)。国内の依存度が低ければ低い程、
生き残る可能性が高いからです。


 ただ、いずれにしても暴落するのですから、そんなものを保有す
る愚かなことを薦めることに首を傾げますね。


 敢えて捕捉させていただくなら、暴落後、おっしゃっている資産に

投資するということであればわかります。


 最後に、外貨預金。円安になるのだから外貨を持っていれば、保
有資産の価値を維持できる。円ベースで儲かった気になるかもしれ
ないが、意味はない。


 しかし、日本で外貨預金してもペイオフがないし、あったとしても預
金保険機構が外貨運用しているとは思えず、円安で莫大になった補
償金額を補償できるはずもない。当初円投額を補償するとしても、そ

れは超・円安で価値が急減したお金が返ってくるだけです。


 先にペイオフの話をしてしまいましたが、国債暴落すれば、銀行
はほぼ全て倒産するでしょう。だから、外貨預金は意味がないのです。


 では、どうしたら良いか?


 簡単です。


 海外資産を持つことです海外資産とは、日本ではない海外に、
資産を保有することです。預金にしても、不動産にしても、海外に
保有するのです。


 日本が財政破綻をしても、超・円安になったとしても、ハイパー
インフレになったとしても、あなたの資産は無事です。


 この答えが国民に広く浸透する前に、政府は海外送金をさせまいと
あの手この手を繰り出していますね(><)


 その象徴的なことが、海外資産5000万円超の人の資産の申告義
務を今年1月から課してきたことですね。


 最初に、「尊敬する」大前研一先生と書きましたが、彼の頭脳は天
才的レベルにあります(ありました?)。政府や企業のブレーンとし
てその能力を発揮すれば、凄い人です。


 しかし、このような基本的なことも、いい加減に書いてしまう所に
金融の難しさがあるのかもしれません。金融の経験もない人は、色々
勉強しても抜けているものです。または、大前先生がしゃべったことを

編集者が文に起こしているのかもしれません。


 さて、海外資産を持てば良い、といっても、「どこに」「何を」持ったら

いいかが分かりませんね。 


 それなら、インベストメント・サロン投資学校にいらっしゃい。


 まあ、来なくてもいいですけど、10年以内に、おいしい思いをが
できるかどうかは、あなたが決めることですから(笑)


 当社は、来るものは拒まず、去るものは追わず、の方針です。


 私と一緒に、「楽しく」「自由」に生きて「豊か」になる未来を実現しませんか? 


 そして、日本没落時に、日本復興に貢献していこうではありませんか!!


 http://www.ideal-japan.com/?page_id=664