From England
イギリスからエアメール
伝統あるバイカーズ・クラブ
「59クラブ」
の登録完了で、登録証とクラブ・ワッペンが届いた
トライアンフというバイクに出会えたことに感謝し、それを生み出した英国に敬意を表する
- Rockers/John Stuart
- ¥1,806
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- Cafe Racers of the 1960s: Machines, Riders and .../Mick Walker
- ¥1,383
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思えばトライアンフとの出会いは1本の古い映画
マーロン・ブランドの「乱暴者」(原題名 THE WILD ONE)
- 乱暴者(あばれもの) [DVD]/リー・マービン,マーロン・ブランド,ロバート・キース
- ¥1,980
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もっときっかけを遡れば、ジーンズを特集した雑誌
- ザ・ジーンズ (ワールド・ムック 9)/著者不明
- ¥2,548
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この雑誌のワンコーナーにレザージャケットにロールアップしたジーンズの集団の白黒写真が掲載されていた
この写真は私にとってはかなりショッキングだった
1950年代と現在と、バイカースタイルは幾時代を経ても何も変わっていないということ
そしてこの写真は映画のスチール写真であるということを知り、レンタルビデオ店で探し当てた
この頃はマーロン・ブランドという俳優さえ知らなかった
実際に映画を観て、アメリカ映画であり、アメリカの暴走族なのに何故ハーレーを乗っていないのか?
そしてマーロン・ブランドがキック・スターターでエンジンをかけて小気味よいエキゾースト・サウンドを轟かせていたこのバイクは一体どこの何というバイクだ?
それがトライアンフとの出会い
何でものめり込んで突き詰めていくタイプなので、某雑誌(現在休刊・・・)でトライアンフの特集が組まれたので即購入
そこで知ったのが、マーロン・ブランドが劇中乗っていたトライアンフは「サンダーバード」というモデルで、500ccが主流だったイギリスがアメリカへ本格的な進出を狙って650ccにしてリリースしたモデルだった
この頃のイギリスのバイク産業は隆盛を極めていて、トライアンフをはじめ、BSA,ノートン等が全盛期
私は青森県の三沢市でアメリカの空軍基地があるが、当時のアメリカの軍人達も皆トライアンフやBSA等を乗っていたそうだ(ツガル氏談)
この三沢市に当たり前のようにイギリスのバイクが走っていたなんて・・・
で、本題に戻る
映画を観て私は決めた
「バイクの免許を取って、トライアンフに乗る!」
でもトライアンフはやはり高価なバイク
当時の私にはとてもじゃないが手が出せなかった
ある時、某バイク雑誌に一風変わったバイクが掲載されていた
もとはイギリスのバイクで軍用にインドでライセンス生産されて、エンジン構造が50年代と変わらずに今も生産されているという「エンフィールド・ブリット350」
シフトが右チェンジだし、将来トライアンフに乗る為に右シフトに慣れておこうと購入した
でもトライアンフの魅力には敵わなかった
当時千葉市にあったトライアンフ専門店に恐る恐る入ってみた
敷居が高い気がしたが、ショップのスタッフが笑顔で迎え、「聞きたいことがあったら何でも言ってね」と声を掛けてくれた
スタッフが「エンジンの音、聴いてみる?」と言ってエンジンを掛けてくれた
そのエンジン音は映画で聴いたサウンドをも超えてぶっ飛んでいた
スタッフが言った
「この店で一番エンジンの調子がよくて、音もいい奴」
1969年トライアンフ・ボンネビル
当時私が購入候補に挙げていたモデルは
・サンダーバード マーロン・ブランドが乗った原点ともいえるモデルだから
・110タイガー キャブレターが一つなので街乗りに適している、と、本に書いてあったから
そう話すとスタッフは
プレ・ユニット・エンジンは外観は最高、でも現状維持が前提でそれ以上の調子を引き出してあげるのはなかなか難しい
結局、初めてエンジン音を聴かせてもらったボンネビルを購入した
そのスタッフは現在独立して東京に店を構えている
スタッフ改めショップ・オーナーお気に入りのボンネビルをGETしたというわけ
実際に初めて運転した時の興奮は今も色褪せることなく、忘れない
ツインのエンジンはまるでトラックのような重厚な音に聴こえた
店のそばにあった千葉ポートタワーまで走った・・・
ニコニコしながら・・・
何かの趣味との出会いは唐突に、そしてどのような形で訪れるのか
ジーンズの雑誌をみたのがトライアンフとの運命ともいえる出会いだった
「59Club」のハナシを書こうと思ったけれど、今回のブログ、久々に長ったらしい・・・
ここまで読んでくれた方
いませんね?
いたら、ありがとうございました