TwitterやFacebookにさんざん書いた、財布をなくして戻って来たお話。
ちょっとまとめてみます。

7月1日朝6時半頃、まだはっきり目が覚めていない状態で、財布をズボンの尻ポケットに入れて自転車で出発。
7月1日朝7時前、東京駅到着。財布がないのに気づく。寝ぼけて財布を入れたつもりが入れてなかったんだなと納得。
7月1日昼1時、帰宅。家の中を探しまわるが見つからない。
7月1日昼2時ごろ、家の近所の一番でかい警察署、四谷警察署に行く。遺失物届けを出す。おまわりさんは薄っぺらいファイルをぱらぱらと見て「届いてないですね。見つかりましたら連絡しますので」。
それから、クレジットカード、銀行のキャッシュカード、保険証、住基カード、Pontaカード、Tカード、サンドラッグのポイントカード、などの再発行の手続きをする。ものによっては、新しいカードが届くまでに10日~14日かかるとのこと。
7月8日昼2時~4時ごろ。東陽町の運転免許試験場まで再発行の手続きに行く。ちょうど更新の時期だったのでちょうどよかった。
7月8日夕方4時半頃、帰宅。丸の内警察署から拾得物のお知らせのハガキがポストに入っていた。
7月9日昼1時頃、丸の内警察署に行き、拾得物届けのハガキを出すが、ファイルをぱらぱらめくりながら探すが見つからず、三人掛かりで探し始め、「あ、7月1日でしたよー。」と談笑しながら時間をかけて探し出してくれて財布無事に戻る。が、現金は小銭まですべてなくなっていた。

で、丸の内警察署で、こういう場合どういう手続きが行われているのかちょっと聞いてみた。

7月1日朝9時半頃、日比谷公園内で財布が発見される。
その後、日比谷公園の交番にて保管。
ちなみにぼくは日比谷公園は通っていない。
交番では財布の中身の確認はしない。
夕方、交番から丸の内警察署に届けられ、中身の確認。
拾得物届けのデータベースに入力。これは丸の内警察署の中だけでなく他の警察署とも共有。
しかし、遺失物届けのデータベースと拾得物届けのデータベースのインターフェースがないため、
双方のデータは合致せず。
手作業で一件一件確認しなければならない為、遺失物届けを出された物件をいちいち拾得物届けのデータベースを見て確認はしない。
拾得物届けを出された物件をいちいち遺失物届けのデータベースを見て確認はしない。
ただし、遺失物届けが出された場合、その警察署で受けた拾得物届けの紙の書類をぺらぺらめくって確認はするらしい。その逆も多分同じ。
というわけで、遺失物届けが出された警察署と拾得物届けが出された警察署が同じ場合のみ、すぐに見つかる。

拾得物届けのデータベースに入力後、本人の連絡先がわかるものを元に本人に連絡を取る。
今回の場合だと、免許証に住所が書いてあったので拾得物が「届けられています」というハガキを送る。
免許証がなければ保険証。保険証もなければクレジットカード、キャッシュカード。それ以降も、診察券やなにかの会員証などをたどって持ち主を捜すのかどうかは怪しい。
今回受け付けてくれたおばちゃんの話では、「○月○日に届けられました」と書かれているハガキはその日に投函されているはずである。
ぼくが受け取ったハガキは7月1日と書かれてあった。
しかし、うちに届いたのは7月8日、消印は7月7日。
そのおばちゃんも、本気かごまかしかはわからないが「あらー、なんでこんなに遅れちゃったのかしらねー。私が処理したんじゃないのでわからないですけど。」

でも、8年ぐらい前にバイクに乗っていて携帯電話を落とした時も、連絡が来るまでに一週間ぐらい掛かった。次の日は様子を見てその次の日に新しい携帯をsoftbankのショップで買った。
その時は、ぼくは落としてすぐ警察署に届け、携帯も落としてすぐ警察署に届けられていたが、その警察署が道を挟んで反対側だった為、管轄が違うからわからない、と言われた。
警察に届いていますよという連絡をしてくれたのはsoftbankで、それも、連絡が来たのは警察からsoftbankに連絡が行ってから1週間ぐらいたってハガキでの通知だった。
つまり、ぼくがsoftbankのショップに行った時には、すでにsoftbankには警察から連絡があったにもかかわらず、ショップにはその情報が伝わっておらず、新しい携帯を買うはめになった。

免許証を見てハガキを送ったんだったら、その免許証が拾得物として届けられている、ということが、免許証の情報に入ってないのか? と聞いてみたところ。
「試験場で再発行されたんですよね。免許証のデータを扱っているのは交通課なので、遺失物、拾得物の管轄とはつながってないんですよー。保険証も同じですー。」
それで免許の再発行に行った時も、もう警察に届けられているにもかかわらず、嫌みを言われながらの再発行だった。

結論としては、自分が何かを落とした場合、落としたと思われる地域の警察署をしらみつぶしにあたらなければいけない、ということでした。

最後に、この状況は改善されないんですか、と今日担当してくれたおばちゃんに聞いたところ、「そうですよねー。こんな進んでる時代にねー。あたしもびっくりです。警視庁の上の人がなんとかしてくれないことには何とも」とのたまっていらっしゃいました。