この歌は明治維新の頃に流行った歌らしいです。
「菊は栄える 葵は枯れる」で検索をすると、
この文句ではなく、
「菊は栄える 葵は枯れる 桑を摘む頃逢おうじゃないか」だったり、
「菊は栄える 葵は枯れる 伊那勘太郎どこさ行く」だったり、
違う文句の歌が出てきます。
「菊」は天皇、
「葵」は幕府、
「轡」は薩摩を指しているのだそうです。
「轡」とは馬の口につける金具のこと。
だから、「轡の音がする」とは、
文面どおりに読めば、
馬が走ってくる音がする、という意味です。
ではなぜ、それが薩摩のことを指しているのか。
それは轡の形にあります。
薩摩藩の紋は丸に十の字。
その形が轡に似ているのです。
丸に十の字の紋は今でも芋焼酎のビンや、
居酒屋や、ラーメン屋ののぼりに書いてありますね。
ぼくは歴史にはまったく疎いのでよくわからないのですが、
それだけ、幕末には薩摩藩がいろいろやった、
ってことなんですかね。
そんな薩摩藩の藩士、有村治左衛門をぼくが演じる、
『風の行方』は来週木曜日から。
って宣伝でしたー。