著者の初の書籍。

だから気合いが入りすぎたのでしょうね・・・

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
ワニブックス (2015-07-25)
売り上げランキング: 9,720

ミニマリストというとシンプルで、

無駄をそぎ落とす生き方でもあるはずなのに、

こと、文章に至ってはくどいんだよなぁ。

YUKIに苦手な外国文献のような比喩や

同じ内容の重複が続くから、

うんざりする場面がちらほら。

他とは一味違った良い本にしようとして凝った文章を書くという

気合いが空回りしちゃっているなぁ。



この本を求める多くの人は

ミニマリストになるにはなるにはどうすればよいのか、

具体的な方法を求めていると思うんだけれど

それに触れている箇所って本の割合に対して少ないし、

他のこだわりの文章に比べてあっさりとした説明なのよね。



ミニマリストの分析みたいな、

でもほとんどは自分自身の振り返りのような。

自身がミニマリストだから自分語りであっても

ミニマリストの説明になるといえばなるんだけれど、

『ミニマリストとは・・・』とその定義を断言して語るのであれば

もう少し多くのサンプルや客観的な根拠が欲しいようにも感じた。

ちょっと自分、自分しすぎだよね。





実用書として求めると物足りない。

ミニマリストの考察を試みようとしている本に

具体例がついている程度かな。