今回、男性特有の病である前立腺がんの検査に対して「検診無料クーポン」の配布を求める署名運動が、当団体の友好団体である「男性差別を許さない市民の会」様によって始められました。この動きは極めて真っ当な主張であり現に我が杉並区では乳がん検診が４０・４５・５０・５５・６０歳に、子宮頸がん検診が２０・２５・３０・３５・４０歳にそれぞれ「検診無料クーポン券」が発行されております。ところが前立腺がんについては５０・５５・６０・６５・７０歳を対象にした検査に於いて自己負担金５００円を要します。この差は一体なぜなのでしょうか。一般的によく「女性の体はデリケートである」という言い方を致しますが、それは男性にしても同様。否、精神的には女性より傷つきやすいと考えております。
それはさて置いても上記のように男性、女性特有の病気に差をつけるのは不合理の極致であり、絶対に容認出来ることではございません。僅か５００円とは申せ何故男性のみ有料なのでしょうか。ちなみにこのPSA検査と呼ばれる検診は全額自己負担すると、医療機関により違いますが千数百円から数千円かかるそうですが、それに対して乳がんは５千円程度、子宮頸がんは１万円から２万円位とかなり高額になります。
事は金額の問題ではなく女性を優遇するという政府、自治体の考え方が誤っているとしか考えられません。乳がん、子宮頸がんも怖いですが前立腺がんが原因で亡くなる方も大勢いらっしゃいます。どうか男女とも平等に助成をして下さるよう求めると共に、下記署名にご協力をお願い申し上げます。
前立腺がん「検診無料クーポン」の実現を求める署名