全日本柔道連盟の福田二郎理事がわいせつ行為で除名処分になったことが伝えられておりました。確かに密室であるエレベータの中で女子選手に抱き着いたり、キスをしようとしたのが本当であれば由々しき問題でありますが、同理事の年齢を見ると76歳。極めつけのジジイであり、本来であれば年寄りの「愛嬌」で済む話ではないのでしょうか。それとも訴え出た女子選手は何か他に恨みでもあったのか、はたまた連盟内での謀略でも絡んでいるのかと勘繰りたくなる程不自然であります。そういう裏がないのであれば、単に年寄りの悪戯と笑って済ます訳には行かなかったのでしょうか。私なんぞもう女に訴えられることはない、と高をくくっておりましたが考えを改めなければならないようです。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130531/mrt13053118050000-n1.htm
更に申せば以前のパワハラ事件の際もそうでしたが、被害者が匿名であることにどうも納得が行きません。彼女らは皆武道の選手であり、名を伏せてこっそりと訴え出る行為はどうもなじみません。寧ろ堂々と名乗り出るべきであります。私が小学生のころ友人が同級生の悪行を担任の教師に訴え出たところ、「友人を売るような卑怯なマネをするな」と逆に叱られたそうです。今回にしても理屈はともかく恩師を裏切って告発している訳で、こういう風潮が根付くこと自体日本全体が大変に息苦しい世の中に変貌してしまったようです。所謂「ソフトパワー」でジワジワと締め付けが始まっているのでしょう。昔者にとってはなんとも住みにくい世界になったものであります。
上記思いつくままに書きましたがこれこそ男性にとっての脅威と申しても良いかと存じます。言葉は悪いが小便臭い小娘の一言で、それまで営々と築いてきた地位も名誉もなのもかもが一瞬のうちに崩壊してしまうのですから、たまったものではございません。最近男性の中に意識的に女性を避ける風潮が見え始めたのも、多分これらの現象と無縁ではないでしょう。