wam | 全国男性復権を目指す会

全国男性復権を目指す会

現在の偏った男女平等意識を改め、健全な役割分担が出来る社会を目指すべく弊会を発足させました。

 ある女性団体のお招きで新宿区西早稲田にある「wam」(女たちの戦争と平和資料館)を見学に行って参りました。同施設は「女性国際戦犯法廷」で有名な松井やより氏の遺志を継いで設立されたそうであり、当然その方面からの視点で展示されておりました。
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 私達総勢十数名は同施設の職員に引率されて、各コーナー毎に説明を受けながら比較的狭い展示場を見学致しました。最初に向かったのがやはり2000年に実施された「女性国際戦犯法廷」のブースで、当時の状況等詳しくお話しがありましたが、違和感を感じたのが各戦犯の中心にひときわ大きく、畏れ多くも先帝陛下を「天皇裕仁」などと呼び捨てで表示されていたことです。


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 先帝陛下だけでなく他にも10名の将軍が掲示されておりましたが全くナンセンスで、殉職者への冒涜以外の何物でもございません。彼らは皆既に国会決議で名誉を回復しているのですから。


 同施設の今回の目玉は沖縄の慰安婦で、沖縄の歴史から慰安所の場所などつぶさに説明されました。この地は戦後も今日に至るまで問題が多く、最近も大騒ぎになっておりますが、米軍占領以来の300件近くの事例が展示されておりました。


 今回の話の中心はやはり「慰安婦」問題であり、無辜な女性が慰安婦にされそれが国内だけではなく朝鮮、台湾、他の東南アジア諸国の女性が被害に遭い未だ謝罪も賠償もないことが強く訴えており、言い分としては日本軍が組織的に関わっているとのことでした。


 説明はおよそ40分位でしたが何故か朝鮮人慰安婦の強制連行については触れておらず、彼らもこれは虚構であることを承知しているのではないかと思いました。また終了後同職員に個人的に「諸外国の軍隊に慰安婦はいなかったのか」、と聞いたところ軍隊の周辺に私娼はいたが日本のように組織的に行われた国はなかった、と仰っておりました。例外としてインドネシア等が日本に倣って制度を取り入れたが、長続きしなかったそうです。

 

 また彼らが言うには証拠になる書類は敗戦時全て処分され、写しの一部がさる役所に保管されているが絶対に公開してくれないそうで、まるで千田夏光氏の著作のようであります。


 見学終了後同施設付近で懇親会があり誘われたのですが、夕方より珍しく仕事が入ってしまい不参加で失礼致しました。今回このような機会を得られ様々な考えの方がいらっしゃる事を改めて知ることが出来ました。このような施設は個人では中々行くことはなく、大変有意義でありました。


 夜NHKの「クローズアップ現代」が特別枠で「女性の活用が我が国を救う」というテーマで放送されておりました。来日中のIMFのラガード専務理事が特別出演され、働く女性が増えることでGDPが4~5%上昇するなどと仰っており、オランダの例が出されておりましたが、現在我が国は労働力が余っている状態で女の出る幕ではないと思います。全ての女性とは申しませんが概して女性は自己完結出来ず、結局男性の手を煩わせる結果になるのです。横浜で女性にアンケートを取ったところ1日5時間位、週3~4日働きたいという答えが多かったそうですが、それでいて管理職を増やそうなどと言うのは妄言にも等しい。


 他の先進国に比べて所謂M字カーブというのが大きいというのも指摘される程の事もなく、寧ろ母親が育児に専念しやすいというプラス思考で見るべきです。私見ですがM字はもっと谷を深くするべきで、女性が社会復帰するならば子育てが一段落した40代以降にゆっくりとされたらよろしい。超高齢化社会ですからそれからでも十分に間に合うかと思います。女性にとって育児・子育ては天から与えられた崇高な責務なのであります。これを疎かにしたそのツケが今まさに回って来ております。国情不安定の要因は全てここに収斂され、根源を解決するには避けて通ることは出来ません。