地球最後の秘境「ギアナ高地」
世界には、数多くの秘境と言われる場所があるだろう。
そんな中でも、このギアナ高地が「地球最後の秘境」と言われる所以とは?
この地は、カリブ海からの風と、アマゾンからの風がぶつかり上空は雲に覆われていることが多い。
それゆえ、飛行機では全容を確認することが出来なかった。
近年、人工衛星による観測技術の発展により、ようやくその姿が解明しつつある。
ゆえに「地球最後の秘境」。
※地球の歩き方より。
2億5千年前、1つの大陸であった、パンゲア大陸が分裂する。
ここ、ギアナ高地は、丁度分裂の回転軸の位置にあたり、他の大陸のような気候の変動を受けていない。
そして、このテーブル状にそびえる断崖絶壁の山は、陸に浮かぶ孤島。
山の上には他からの影響を受けずに、独自に進化した固有種が多い。
テプイ(テーブル状の山)の上には、2億5千年前の地球の姿がある。
まさにロマン溢れる。。。
さて、私がこのギアナ高地の存在を知ったのは何時だっただろう?
高校時代は知らなかった。
大学時代には、いつかは行ってみたいと思っていたのを覚えている。
そして、その後に知ったエンジェルフォールの存在。
落差1000mの滝なんて、にわかに信じられない。
滝壺がなく、落ちる前に霧状になってしまうなんて・・・。
南米最後の目的地であるギアナ高地。
とうとう、その奥地に自分の足を踏み入れる日が来たのである。
ここから、船で川を上って行く。
ボートの水飛沫に濡れながら、ジャングルの奥へ進む。
テーブルマウンテンが近くに迫ってくる。
暑いけど、たまにかかる水が心地よい。
(時々、思いっきり水かぶりますけど・・・笑)
カメラに水がかからないように、注意しながら景色を楽しみます。
肘の痛みなど忘れてしまう。
そして島に到着。
この島を徒歩で横断します。
川幅が狭くて、大人数乗せた船は危険らしい。
サバンナとテーブルマウンテン。
前に進もう!
サッカーで遊ぶ、地元の子供達。
ベネズエラって野球のイメージだけど、やはり南米、サッカーも人気あります。
島横断。
テーブルマウンテンが、随分近づいてきた。
川に飛び込む、ツアー仲間達。
肘の怪我がなければ・・・間違いなく飛び込んでいたのに!
さて、再び船で出発。
ゆっくりジャングルの中を進みます。
そして、あのテーブルマウンテンが目前に迫ってきたのです!
これが、ギアナ高地。
とうとう来たんだ!
本当に絶壁!
そして、あちこちから流れる滝。
この滝の一つ一つが、落差500mはあるのではないかな。
写真だと、解かりづらいですが、滝の下の方は霧になってた。
まさしく、地球最後の秘境の名に、相応しい景観です。
船は正直、座り心地悪いし、狭いし、たまに水をかぶるし。
決して心地良いものではありません。
しかし、約2時間、尻や腰の痛み以上に、この絶景に目を奪われます。
そして数分後、ひつ際目立つ滝を前方に確認します。
間違いない、今までの滝とはスケールが違う。
あれこそ、世界最大の落差を誇るエンジェルフォールなのです。
そして、船を降ります。
ここから、滝の展望スポットまで登って行きます。
1時間弱、こんな道を進み、登り・・・
そして!!!!!!
森が一瞬開けた場所から、姿を見せたのです。
Salto Angel!!
上空に雲がかかってきましたが、それでも凄い光景。
しかし、ここが展望スポットではない。
もう少し歩くと、岩の上の開けた場所にでるのです。
そこから見た、エンジェルフォールが。
これ!!
もうね、写真じゃ表現できません。
スローシャッターとか意味ない。
だって、霧なんだもん。
水の流れを表現しようと、スローシャッターにしても、意味ないの(笑)
落差979m。
ずっと見ているとね、意味が分からなくなる。
本当に1000m近くあるのか??
物凄く、水が落ちるのが遅いんです。
実際は、結構速いスピードだと思うんです。
水量も豊富だし、日本で見るような滝と、落ちる速度は同じはず。
恐ろしいほど、ゆ~っくり落ちているんです、ここの水。
いや、スケールが大きすぎて、そう見えるのでしょう。
たとえば、これを10分の1に切り取ってみよう。
日本の、大瀑布、華厳の滝と同じ落差だ。
その一部分だけで、考えれば、やはり凄い勢いで水が落ちていると分かる。
動画。
http://photozou.jp/photo/show/256094/89533877
言葉はいらない。
ただただ、しばし、この光景を眺めるのみ。
はるばる来た価値は、充分にあります。
一段落してから、日本人3人で。
そして、日が暮れる。
この日は、エンジェルフォールを眺めることが出来る小屋の中、ハンモックで就寝です。
次回に続く。
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