唐突ですが…AMTのエンタープライズは本当に駄作になったのか? | じうこのブログ  ~シチューにカツを見出す宇宙戦艦ヤマトプラモ製作記~

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相変わらずのタイトロープな生活の中で、常にプラモを完成させようという無謀な人間の呆れたプラモ製作記。脱線ばかりの内容に凝視されたし!

ここで唐突ではありますが、スタトレネタのコーナー立ち上げちゃいました(笑)


最近、「ヤマトプラモ」から逸脱しっぱなしついでと言ってはナンですが、同じ宇宙戦艦モノということで、ひとつ多めに見てやってくださいませ(苦笑)


ということでまず最初は、劇場版スタートレックのエンタープライズのキットを検証していっちゃいます(←結構、自分勝手)


↓まずは初版のパッケージから

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米国では79年年末に公開され、日本では80年の夏に公開されることとなった記念すべき劇場1作目のエンタープライズは、改装型にリファインされ、メチャクチャカッコよくなって話題になりました。


そんな最初の改装型エンプラは、最初はマッチボックスとAMTの連盟で発売されていました。


日本では80年の初期に輸入品が入ってきましたが、当時は円換算も現在とちがったり、並行輸入品だったせいから販売価格は7000円を越える高額キットでした。(ちなみに私の所有するキットには7200円の価格が書き込んでありました。)


その後10月ころのホビー誌を見ると、低価格になって再入荷の広告が見受けられます(4500円くらい)


↓キットの特徴は…
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キットのスケールは、以前このブログでも再販品を紹介しましたTVシリーズのエンプラにあわせての約1/650。

全長は劇中の設定にあわせて、一回り近く大きくなっています。


当時はこの大型キットを組み立てるだけで、かなりの勇気が必要だったのを覚えています(価格面でもビッグだったので…)


で、マーキングは、MGガンダムを先取りすることほぼ20年。なんとインレタだったんです。

それ故に、現状で残っているものはほとんど剥がれてしまっていて使用不能。


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さらにワープナセルにはホログラムシール。まさにSDガンダムをも先取りした最新マテリアルの宝庫だったんですね(笑)


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そして最初の改装型エンプラには電飾ギミックがついておりました!


とはいえ、単2電池ボックスとムギ球が6本ついているだけの単純なものでした(このくらいが私にはちょうどいいのですが…)


↓そして意外なことに…

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公開当時は『スタートレック』登場艦船ではすでに記号化されている”アズテックパターン”(いわゆる外板の貼り合せ見たいなカラーリングパターン)は、巨大感表現として映像マニアの間で注目はされましたが、模型にそれを反映しようという傾向はあまりなかったように覚えています。


↓ところが!

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劇場2作目になると状況が変化して、『スター・ウォーズ』とは違う表現に模型界も注目しはじめたころだったのか、ホビー誌の作例でも、アズテックパターンに近い表現を取り入れるようになってきました。


今でこそバンダイの1/850みたいにタンポ印刷(?)や、近年のAMTなどのようにデカールで処理されてしまったりしますが、当時はそれを再現するような工業的技術が画一されていなかったので、モデラーは、ただひたすらマスキングテープと格闘する日々が続いたものであります。


そんな中で発売された劇場2作目のキットは、電飾が省かれ、ホロシールもなく、マーキングも通常の水デカールに変更。

プラモらしいといえばプラモらしいんですが、このキットはそれ以外のことでファンに大ヒンシュクを買ってしまったんです。


↓その原因はコレ!

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アズテックパターンに注目したのは良いのだけれど、それをモールドで再現しようとしたのがマズかった。

本来スジ彫りで表現されるべきではないことや、ケガキ線は汚かったり、表面が金型の汚れの様に荒れてしまったのでした。


私の周囲のモデラー連中も、とにかくこのデティールを殺すために、溶きパテやらポリパテと戦いながら、ひたすら表面を磨いていたのが記憶に残っています。


でも最近のキットが、やれデカールやらプリントやらで処理されているのを見ているうちに、「本当にこの2作目以降のキットって改悪だったの?」という疑問が沸いてまいりました。


「もかしたら、このモールドを活かすことで、簡単にアズテックパターンを表現する方法があるのではないか?」

なんて考えているうちに、検証しながらキットを組んでみたくなりました。


なので、もしも良い方法が見つかったら我が家にある同キットたちも良い感じに並べられるようになるので、ここはひとつがんばっていきましょうか(笑)



↓ということでさっそく電飾用部品をゲット
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マッチボックス版を基準に、近しいパーツを買い込んできました。


これで理論的にはマッチボックス版と同様のライトアップができるはずんなんですが…


↓本当はこいつもエンプラにしたい…
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でも、スペースシャトルはいいんですが、肝心な母機の方のマーキングができないんですね~~~(泣)


ということで、次回からこのスタトレコーナーでは、駄作と呼ばれたキット再生をテーマに作例していきま~~~す。


(本当は先週、仲間と川崎に飲みにいったら、目的のお店で「スタトレ」ファンの集会があって入れなかったのが残念で、こんなコーナー立ち上げてしまいました:苦笑。来月の集会にはぜひ参加したいと思っております:笑)