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今日は、『男性不妊』について少し書かせて頂こうと思います。
先日、某芸能人の方が46歳で第2子目を体外でめでたくご懐妊されたと発表され、
記憶に新しいかと思いますが、
この方曰く、ご主人側に因子があったとのことでした。
最近では、この男性側に原因がある場合が4割以上ということがわかってきております。
その中で最も多いのは、
造精機能の問題で、80~90%近くを占めます。
あとは、精子の通過経路障害や、
性機能障害、内性器の炎症による影響などです。
このうち、鍼灸が最も適用範囲となるのは、
性機能障害で、EDなどです。
精液検査がまだの方は、是非一度この機会にお受けになられることを
お勧め致します。
念の為、書かせて頂きますと、
WHO(世界保健機構)で言われております正常値は、
精液量1.5ml以上、
精子濃度1ml中1500万以上、
総精子数1ml中3900以上、
総運動率40%以上、
形態正常精子4%以上
と一応なっておりますが、
ここで特筆すべきことは、
この数値以上だからと言って必ずしも妊娠を保証するものでもなく、
かといって、これを下回る数値だからと言って必ずしも妊娠しないというものでもない、
ということです。
もし、異常が見つかった場合、
乏精子症、
精子無力症、
奇形精子症、
無精子症(精子が存在しない状態)のいずれかに分類されます。
そして、精子も卵子と同じく質、というものが関係してきます。
それは何を指しているのかというと、
精子の頭部にあるDNAが損傷しているということを言います。
そうなると、受精しても着床しなかったり、
受精卵が成長しないなどといったことが起こりえます。
こういったことからも精子の状態を少しでも良くする為に、
是非ご主人様も一緒に鍼灸治療をお受けになられることをお勧め致します。