今回関西行きの目的のひとつは、テーブルコーディネートの交流?作品展。
大阪での開催なので、7割方が大阪の方のテーブルコーディネート。
東京、神奈川、長野などからの出展は5作品ほどでした。
皆さんの作品を拝見して感じたこと。。。。

それは、東と西の色彩感覚の違い!
西の方々は、多色使いのコーディネートが多く、その色も原色に近いはっきりした色。
逆に東の方々は、せいぜい3、4色でシンプルが基本。
この差はなかなか面白いものでした。

これを地域性というのは違うかもしれませんが、
育った環境が大きく影響しているように感じます。
同じ食器を使っても、同じテーマでもきっと全く違うテーブルができることでしょう。

自分の生徒さんたちが作るテーブルを見るだけでも人それぞれで楽しいのですが、
今回も人ではなく、地域性の観点からテーブルを見るのも楽しいものです。
テーブルコーディネートはその人の育った環境や性格などが現れます。
だからこそ素敵なのでしょう。。。

今回、私好み!というテーブルをちょっとご紹介します。

長野でテーブルや中国茶を教えている私の友人とその生徒さんの作品です。
朱色のお膳は明治時代のもの、お椀もすばらしいものでした。
このようにシンプルなテーブルだからこそ、このすばらしい器が引き立つのだということを教えてくれるテーブルでした。
テーブルコーディネートサロン  サロン・ド・ベージェ



東京の方の作品。黄色がアクセントで、シンプル且つ個性的な中華のテーブルです。
洗練された色使いがいいですね。ランのアレンジ、立派な陶器のお重。。。。
黄色のナプキンがとっても素敵でした。
ご本人も中国を意識して、中国服を来ていらしゃいました。
テーブルコーディネートサロン  サロン・ド・ベージェ


古希を祝うテーブル。
シンプルで落ち着いたコーディネートです。
墨絵のようなクロスがとっても素敵で、存在感がありました。
アイビーが落ち付いたテーブルに動きを出しています。
テーブルコーディネートサロン  サロン・ド・ベージェ


桜をテーマにしたクロスオーバーのテーブル。
真ん中の和紙の巻物には、薄墨で“さくら”とかかれ、桜の花と花びらも薄墨で描かれていました。
洋と和をとてもうまく調和されたテーブルでした。
テーブルコーディネートサロン  サロン・ド・ベージェ