「通じたらええねん!」をモットーに全身で話す英語を教えています
言い換え英語トレーナーの長谷川徳子です。

「英語を教えています」って書いてますが、
実は英語を教えてないのかもしれません。



こんな経験無いですか?


自分がよく知っている駅で、地図を片手に案内板の前で
立ち止まっている外国人家族連れ。

その家族を見ながら、

「道に迷ってるんかな?どこに行くんやろ?」

と思うあなた。


そこで、地図を持って少し困った表情のお父さんらしき人と目があった・・・


「あ!」と心のなかで思う。


でも、あなたの歩みは止まらない。


真横を通り過ぎた時に、視線を感じる。


でも、あなたは止まらない。


そのまま、歩き続ける・・・。



そして、何にも悪いことなどしていないのに、

何となく、「悪いことしたような気分になる」

もしくは

「なんかしてあげられたんちゃうかな?」って思う。


それを何度か経験すると・・・

案内板の前で立ち止まってる人がいると、

そこを見ないようにして通り過ぎるようになる。



あ゛~っ゛!もったいないっ!



そうなる人って、めっちゃいい人なんです。


悩んでそうな外国の方に道案内してあげたいなって思ってる

駅の案内板の前で立ち止まってる人が、どこに行きたいのか気になる。


そんなことを思わない人、どころか、
そんな人いてたっけ?と視界に入らない人もいます。
それはそれでいいんです。


ただ、気づいてしまうあなたが、気づいたのに
何もしなかったことで、何となく感じてしまう罪悪感。

それを、めっちゃもったいないっ!って、私は思うのです。



だって、そう思うぐらいなら、声かけたほうがいいから。



たとえ、相手の話す言葉が全く理解できず、
私がまったく役に立たなかったとしても、
それでも、相手の記憶には残るから。

「大阪の駅で、一生懸命道案内とかをしようとしてくれた人がおった。
 何言うてんのかさっぱりわからんかったけど~(笑)」


20年以上前に、バックパッカーでヨーロッパをまわったときの記憶として
思い出す景色は、

綺麗なドゥオモでもなく、
めっちゃすんばらしいベルサイユ宮殿でもなく
ヴァチカン市国のめっちゃイケメンの衛兵さんでもなく ←ちょっと覚えてるかも(笑)

フランスのノルド駅でコインロッカーの場所がわからなくて
途方に暮れた私たちにインフォメーションセンターを
片言の日本語で教えてくれたお兄さんだったり

ドイツで、ガイドブックにあるノイシュバンシュタイン城の写真を指差した私に、
身振り手振りで「動くな、ここで待っとけ」と行って、近くの店に入っていき、
片言の英語を話せる若者を連れて来て、「英語で説明してやれ!」といって
笑顔で去っていったおじさんとか

そんな景色ばっかりです。


だから、私は、

外国人とのコミュニケーションに語学力が必須だとは思わないのです。


ただ、相手のために役に立ちたいとか
相手に何か伝えたいとか
そういう想いがあるなら、
英語など使える語学があったほうがいいと思うだけなのです。


だから、英語だって、単語を必死で覚えるではなく、
自分の使える、できる方法で、どうやって表現するか?
を考えてもらうレッスンから始めるのです。


そうすれば、日本に来た外国人が、日本を大好きになってくれると思うのです。

そんな日本にしたいのです、私。

                            ~長谷川徳子~o(^▽^)o