こんにちは、藤田です。
今日も読んで頂いてありがとうございます。

前回まで、肌の外側からの保湿や、
スキンケアの仕方や、

内側から、水分を取り込む水の摂り方に
ついてお話してきました。

前回のお話、
「肌のハリを回復させるための水分の摂り方とは?」
はこちらからご覧ください>>>


外側からと内側からの保湿が
整ってきたら、今度は…ということで。

今回のテーマは、

「自分で若返りホルモンを出す!」

というステキなお話です。

「若返りホルモンって、何?」
「どこから出るの?」


という疑問が湧いてくる方も
いらっしゃるかと思いますが、

実は、このステキなホルモンさんは
「唾液」に含まれているんです。

唾液に含まれる、

「パロチン」

というホルモンが
若返りのホルモンなのです。

このパロチンさんの分泌が盛んだと、

筋肉や骨、内臓、歯などを
若返らせる作用があるのです。

実はこのパロチンさんは、
白内障の薬にも使われているんです。

「白内障」とは、眼球のレンズの働きを
している部分が、老化によって濁って
ものがぼやけて見えてしまう病気です。

パロチンさんは、壊れた組織を
修復する作用を持っているので、

目のレンズの濁りを抑えて、
白内障の進行を遅らせる効果が
あるそうです。

また、このパロチンさんは

肌のハリを回復させて、
若さを保ってくれる


という素晴らしい働きをしてくれます。

ひどい手荒れの薬にも
この、パロチンさんが使われています。

肌を修復させるのです。

「すごい!」
「いっぱい出て欲しい!」
「どうやったら、いっぱい出るの?」

と大興奮してしまいますよね。

すでに、おわかりの方も多いかと
思いますが、

唾液に含まれるホルモンですので、
いっぱい出すためには・・

そうです。

「よく噛む」

とうことです。

「なぁんだ・・( - ε - )」

と思ってあなどってはいけません。

パロチンさんは24歳を過ぎると
分泌が少なくなってくるホルモン
です。

よく噛むことだけで分泌されるなら

モグモグ、ゴックンな早食いは、
せっかくパロチンさんが
出る機会を奪ってしまうのです!

もったいなさすぎです。

食事中に水やお茶を飲むのも
唾液が出なくなってしまって
パロチンさんの登場を邪魔してしまいます。

私が「食事中に水を摂らないでください。」
と言っていたのは、この為でもあります。

1日に3リットル近い水を飲むのも、
唾液の分泌をよくしたい為でもあります。

全て、つながっています。

しかも、

良く噛んで食べるという事で、
満腹中枢が働いて食欲が抑えられ

過剰なカロリーをとらないで済むので、
体型作りにも役立ちます。

食べ物をよく噛むことで、食べ物が砕かれ、
でんぷんを消化する消化酵素たっぷりの
唾液が出てきて、消化が楽になって、
胃腸に負担をかけないので、

便秘にも効果的です。

唾液には、本当に色々な有効成分が
含まれていて、

パロチンさんの他にも、
ペルオキシターゼという舌を噛みそうな
名前の酵素も含まれていて、

このペルオキシターゼは、
最近の研究で、

発がん性物質の作用を
極端に押さえる働きがある


ことがわかったそうです。

唾液の中に、発がん性物質を
30秒間浸しておいたら、
発がん作用が著しく低下したそうなんですね。

食べ物をゆっくりと噛んで、
ひと噛み1秒だとすると、
30回かんで、30秒かけて食べれば、

発がん性物質の作用を抑えるのにも
効果的です。

「ひと口に30回噛みましょう。」

と言われるのは、
きちんと理由があったんですね。

さらに、さらに!

唾液には若返りのホルモン
パロチンさんとともに

EGFという、
肌を若く保つタンパク質
も含まれいます。

噛むことで、唾液がたくさん分泌されれば、
皮膚に作用して細胞分裂が促され、

組織が修復されて
ハリのある、みずみずしい肌を回復できます。

よく噛むことはそれだけで、
すばらしいアンチエイジング法です!

また、

顔の筋肉の70%が、
口の周りに集中


しているので、

1口に30回噛むという事を意識する事で、

口の周りの筋肉や頬の筋肉が鍛えられて、
顔全体がたるみにくくなるという

素晴らしい効果まであります。

表情筋のエクササイズは、他の所に
シワを作ってしまいそうで、ちょっとやだな…
という方にもお勧めです。

色々お話してしまったので、
まとめますね。

1・食事の時、1口30回を噛むことで、
若返りのホルモンが分泌される!

2・食事中は水を飲まない!
(食事の直前と食事2時間位は
水を飲まない方が効果的です。)

3・片側噛みをせず、前歯、右側の歯、左側の歯
奥歯で、まんべんなくバランスよく噛む!

これもとっても大事なことです。

日本人は前歯を使う習慣がなくて、
左の奥歯を使って食べる人が多いのですが、

これは、たるみの大敵の猫背や
顔のゆがみなどを作ってしまう大きな原因なのです。

食事の時に、是非前歯も使って
左右均等に食べてみてください。

それだけで、小顔になったというデータもあります!

4・食感がある、噛み応えのあるものを選んで食べる!

固いものを食べたり、噛み応えのあるものを
食べることで、噛む回数が増えて、
表情筋のトレーニングにもなり、

噛む回数が増えることで唾液の分泌量が
各段に増えるので、

良く噛んで食べられる
食べ物を選ぶことをお勧めします。

今回も思いっきり力が入ってしまいました(;´▽`A``

アンチエイジングと健康、
肌のハリに効果絶大なので、
つい熱くなってしまいました。

試して頂いて、よい効果が
あったらうれしいです。

今回も、長い話を最後までお読み頂いて
ありがとうございました!


藤田千春

次回のテーマ:
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